残すもの、残るもの

11月に行われた「もりおか郷土芸能フェスティバル」では、ゲストに大槌町の上亰(かみよ)鹿子踊りをお招きしました。
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とりらの「岩手沿岸の民俗芸能応援募金」からお花を持参して楽屋を訪ねると、代表の上野さんから「ほんとうにありがとうございます。皆さんによろしくお伝えください」とお礼を言っていただきました。
この日は新築祝など特別の時に踊る「柱がかり」を演じてくださいました。
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今日で震災から4年と9ヶ月。
代表の上野さんは復興工事などにもたずさわっていらっしゃるそうですが、
「復興は進んではいるのだけど、地元の皆が期待してるスピードではないからどうしても『進んでない』と言いたくなるんだね」とおっしゃいます。
近頃急速に被災地への関心が薄れて来ていると感じています。(「三陸復興カレンダー」、買ってね!」という声も届いてます)

大槌町と言えば、被災した旧町役場庁舎を解体するか、震災遺構として残すかの議論がたびたび話題になっています。
特に、大槌高校の「復興研究会」(こんな研究会があるとはすごい!)の生徒たちが
「旧役場庁舎は子どもたちに震災を伝えるために残してほしい。
自分たちがもう少し話し合う時間が欲しい」
という要望書を町長に提出したというニュースが新鮮でした。

社会に対して物を言わないと見られてきた若い世代に、いま各地で新しい変化があるようですが、大槌にも積極的な10代が現れたんですね。
同じ震災経験者として神戸の大学生などとの交流が盛んで、視野が広がっているのでしょう。
おりにつけ、大槌には進取の気性があるようにも感じています。
町に何を残し何を選ぶか。発言の経験は彼らの心に自信となって残っていくでしょう。
希望を感じるニュースでした。

太鼓はもう一人前?だけどインタビューはちょっと照れちゃう大槌の子供たちです。
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 by.事務局MA
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by torira | 2015-12-11 22:02 | 東日本大震災 | Comments(0)

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