最後の太鼓

山田町へ仕事へ行くついでに寄った「新里まつり」(10月18日 宮古市刈屋〔旧新里村〕)。



開会セレモニーに続く芸能公演の冒頭は「刈屋太鼓」でした。
刈屋小学校で伝承されてきた創作和太鼓です。
指導者が何回か変わって、レパートリーもだんだんに増えてきたそうです。
演奏の前に、代表の子があいさつしました。
「今日が最後の発表です」
小学校が統廃合されるため、太鼓もこれで終わりというわけです。
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芸能が途絶えるときというのは、
「なんとなく、いつの間にかやらなくなる」
ということが多いんじゃないかと思います。

でも、今回のように
「これをもって活動を停止します」
と言う話をきく機会が、最近はいくつかあります。
担い手が子供だったり、ごく少数の人によって担われていたりすると、“ひきどき”がはっきりしているということなのでしょうか。

“民俗芸能”と呼ばれるものだと、
「映像記録を撮って、まあ形は残したから…」
という事がままあります。
しかし創作和太鼓となると、
「映像記録で…」
ということではどうも落ち着かないところがあるような気がします。


和太鼓には
「すごく際立ったプレイヤーがいる」
とか
「笑顔いっぱいのアイコンタクトで息の合ったところを見せる」
といった魅力もあります。
が、刈屋太鼓はそういったものとは真逆で、整然と濁りのない演奏を見せてくれました。

 by げんぞう
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by torira | 2015-11-07 19:49 | おまつり | Comments(0)

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