髪を換える話②

大ヶ生山伏神楽で権現様の髪を新調することになったわけですが、権現様はそれで嬉しいのかどうか。
「そりゃあ、まあ、毎年換えるぐらいだったらね。
換えてくれたほうがさっぱりして気持ちいいですよ。
でも、なんつうの。もう何十年も前からこれで慣れてるんでねえ。
今さら換えるのもなんかねえ」
みたいに思われているんじゃないか。
もう少し、権現様の気持ちになってみないといけない。

そもそも、大ヶ生山伏神楽の権現様は、
「永禄三年(1560年)九月十七日夜に自光坊初代三光院快学法印という人が、とあるお告げの夢を見て、次の日に『厨川蛇ノ嶋』ヘ行って待ってたら流れてきた…」
というものだそうです。

「厨川蛇ノ嶋」というのは、盛岡市上堂4丁目と箱清水2丁目付近にある、北上川の中州(なかす)「蛇島(じゃのしま)」のことだと見て間違いないでしょう。
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中州といっても、結構な面積があります。
どちらかといえば上堂4丁目に寄っていて、現在はそちら側から橋がかかっています。
ただ、古い地図を見ると、中州そのものと箱清水2丁目側の一部が「蛇島」という地名で表記されています。

権現様の気持ちを理解するために、まずは蛇島へ流れて行ってみようと思いました。
髪を新調される大ヶ生山伏神楽の権現様ゆかりの地、「蛇島」。

実は以前にも、近くまで足を運んだこともあります。
上堂4丁目側から北上川の川辺に降りていくと、うっそうとした林の中によどんだ流れがありました。
そこに橋がかかっていて、その向こうが「蛇島」らしい。
ただ、私有地のため現在は進入禁止となっており、入ることはできませんでした。


昔は「サニーランド蛇ノ島」という遊園地があったんですけど、今の若い人たちにはわからないんでしょうね。

で、権現様の気持ちになるためには、やはり水上から流れて行くに越したことはない。
しかし、そこそこの幅と水量がある北上川で、「蛇島へ流れていく」というのも現実的にはなかなかたいへんです。
まずは安全祈願のために、北上川の流域にある御利益のあるものを何か…
というわけで、酒買地蔵尊の御札を入手。
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まあ、戦争法反対デモの帰りに材木町へ行ったら、ちょうど酒買地蔵尊のおまつりでして。
参詣者にもれなく配ってたのをいただいたということなんですが。
(つづく)
 by げんぞう
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by torira | 2015-08-03 21:45 | 図工クラブ | Comments(0)

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