大乗神楽公開映像記録〜和賀大乗神楽

3月8日、北上さくらホールに和賀大乗神楽による「蕨折り」を見にでかけました。
早池峰神楽でもあまりやる機会のない「蕨折り」、大乗神楽ではほとんどコメディになっています。
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主役は若い女にもてあそばれた翁ではなくてそこへ通りかかった山人です。
客席の若い秋田おばこは「したみ」を御存知ありませんでした。「シダミ」とも言いますね、ドングリのことですが。

前回紹介した「陸中沿岸地方の廻り神楽報告書」に、延享三年(1746年)の巡行の記録がありました。
お花(ご祝儀)の記録で、お金に加えて「したみ」「そは」「小豆」が出されています。昔は濁点を書きませんから「しだみ」「そば」です。
ソバや小豆はわかるけど、ドングリをなぜ?
驚かれるでしょうが、かつてはドングリ食は一般的だったようです。記録には米やアワはめったに出て来ない。ヒエはなぜか見当たりませんでした。
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姫(上臈)を恨んだ翁は最後に鬼となり、山人は印を組んでこれを鎮める、という真言テイストの締めくくりになります。
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すばらしい演技力を見せてくれた山人が、権現舞もやる大活躍。お疲れ様でした!
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北上市では大乗神楽の映像記録事業が行われており、来年も何か公開公演が企画されそうです。
東北文化財映像研究所が大乗神楽のHPを立ち上げていらっしゃいますのでご覧下さい。
いわて和賀地方の大乗神楽http://daijo-kagura.jimdo.com/
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月末には和賀大乗神楽の慶昌寺公演が控えています。年に一度しか見られない和賀大乗神楽の単独公演、お楽しみください。

 by.事務局MA
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by torira | 2015-03-13 22:33 | 催しもの | Comments(0)

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