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「とりら」と鉄瓶とあげ麩

「とりら」の取り扱い店が増えました。
盛岡駅から歩いてすぐ、もと古着屋さんがあったところです。
その名も「カネイリスタンダードストア」。
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カネ(金)のロゴがかわいいな。
ウナギのヨコ寝床みたいな店内には、岩手あるいは東北の優れものがたくさん並んでいます。もちろん全国区のものもあります。

じつは、店長さんのお祖父様は藤沢町で黄海神楽の代表をされている方だそうです。
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「とりら」は茶筒のとなりに置かれました。上には「てくり別冊・光原社」や、「復刻版 ずっぱり岩手」が並んでいます。
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本のチョイスがいい。レアものもありますので本好きは長居したくなりそう。

お店のイチオシは南部鉄器、特に「空間鋳造」という工房の。中でもこの急須、ネットではもう入手困難です。
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「手触り感に独特の暖かさがあっていいんですよ〜。でも木のフタを作ってた方がご高齢でもうムリで」。

もう1つ、一関市出身の店長さんのソウルフードを勧められました。
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フライド麩。仙台藩ではよく食卓に上がるようですね。
「一関のこっちが美味しい!シンプルな食べ方が生きます。うどんに入れたりとか」と熱く語られて槻山製麩所の揚げ麩を買ってきました。

教わったとおり輪切りにしてうどんにポン。汁が浸みた頃をみはからって食べると‥おお!これはイケる!天ぷらうどんのおいしい味、だけどそれよりあっさりしてやさしい。
何かと伊達藩の香りにいちゃもんをつける南部藩域出身の相棒も「うまい!」を連発していました。

そんなわけで、盛岡駅乗り降りの際に「とりら」をお求めの方は「カネイリスタンダードストア」へもどうぞ。

 by.事務局MA

by torira | 2015-01-24 11:06 | 冊子「とりら」 | Comments(0)

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