最後の?気仙郷土芸能まつり

11月24日に大船渡市リアスホールで行われた「第15回 気仙郷土芸能まつり」に行って来ました。

永浜鹿踊保存会(大船渡市)
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宮澤賢治の「鹿踊りのはじまり」をほうふつとさせる「案山子(かかし)」です。花巻からだいぶ遠い大船渡なのに鹿踊りに同じ演目があるのは、特に藩をまたいで伝わっているのは色んな想像をかきたてられます。
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生出神楽保存会(陸前高田市)
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おなじみの「岩戸開き」のウズメの舞。女舞の見せ所ですね。
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行山流山口派柿内沢鹿踊芸能保存会(住田町)
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石橋鎧剣舞保存会(大船渡市)
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両手で持っている赤いの何でしょう?
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槻沢芸能保存会(陸前高田市)
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こちらは黄色いのを持ってる。密教系の法具をかたどったものなんでしょうか。
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菅生田植踊保存会(大船渡市)
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大福帳って今は理解しにくいですが、一種のクレジットカードですかね。お金持ちの象徴でありました。
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五葉念仏剣舞(住田町)
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軍配に「天下泰平」とあります。死者の鎮魂から始まったはずの念仏剣舞が、次第に他の要素も取り入れていったということでしょうか。

気仙地方に大量に念仏剣舞が存続している理由は何でしょうか?
天災が多く、しかし海の幸も豊かであった歴史を示すのかもしれません。

広田御祝い保存会(陸前高田市)
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御祝いはその名の通り祝い唄=踊りはなかった、ものに振り付けをしたのがこの広田御祝い、というのは先日ご紹介しました。
芸能が展開していくプロセスとしては、多くの場合はまず唄がありそれに所作が付いていくようです。

すみません、今回特別出演の花輪ばやし横丁若者会(秋田県鹿角市)と、雫石高等学校郷土芸能委員会(雫石町)、地元大船渡市の小通鹿踊の画像は都合により省略です。

気がかりなのは、気仙地方の芸能が一同に会するこの「気仙郷土芸能まつり」が今回で終わるらしいことです。
資金的に続けるのが難しい、とお聞きしました。とても残念に思うのは見る側だけではないようで、芸能当事者の皆さんも「なんとか別な形ででも続けたい」とおっしゃっていました。
「復興予算が余ってるらしいから、そのお金、東京オリンピック用にこっちに回してもらいたいもんだ」と都知事さんが語ってるのを聞いてびっくりしましたが、余ってるわけではない、うまく運用できないでいるだけで、たとえばこの企画などに予算が使えたらまだしもなのにと思ったりしたのでした。

 by.事務局MA
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by torira | 2014-12-26 00:16 | 催しもの | Comments(0)

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