秋晴れの幸田神楽

8月のどんづまりに来て、やっと晴れた日に「幸田神楽鑑賞会」に行って来ました。最初の「四人八幡舞」には間に合わず、「山の神舞」から拝見。
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これまでこの山の神舞を担ってきた舞手が幸田神楽若者連のめざすピークなのだそうです。若手の一人が挑んだこの日の舞にはみずみずしさが光っていました。目に見える目標があるっていいなあ、とちょっと羨ましい。
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岩戸開の舞、後半の部分です。この神楽には親子二代とか三代で参加してるメンバーが幾組もありますね。
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幸田神楽のお得意である木曽舞。若者3名で舞う前半のたおやかな女舞は、もう息がぴったり。練習量の多さがわかります。後半、巴御前の舞になって激しさを増して行きますがバランスの乱れがなく最後まできれいで見とれました。個人的には木曽舞がかなりお気に入りです。
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子どもたちの「しんがく」「下舞」をはさんで、恒例となっているゲストの太田神楽が登場です。今年は鶏舞でした。メンバーが少なくて苦労されているそうですが、見る側にはそんな事を感じさせません。太鼓の力強さも印象的でした。
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楽しみにしていた狂言は、「酒屋狂言」でした。舞巧者のお二人はお芝居も上手い。ほのぼのとしたやりとりで笑わせてくれます。
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木曽舞と並ぶ幸田神楽十八番の五穀舞。ネリの舞には激しさだけでなく余裕があり、これが今日一番若い舞手と知って驚きました。後継者が着々と育っている神楽だということを改めて感じさせられます。
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幸田神楽は災厄・疫病を除けるという牛頭天王信仰のもとに広い活動範囲を得てきた神楽です。
牛頭天王と蘇民将来伝説を語りつつ笑いを取る天王舞は欠かせません。この舞をご覧になった方はデング熱にかからないと思いますよ〜。
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最後は権現舞で祝福する、というのが早池峰系神楽の定番ですが、幸田神楽ではこの後で神送りの儀礼を行って終わります。
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会場の一角に神楽の道具や写真などを展示してあり、子ども達が鳥甲や鈴木などを楽しそうに見ていました。
太鼓のバチを見る真剣な目差し。きっとこの子も将来は神楽をやると言い出すのだろうな、と思いました。
 
後継者がうまく育つ条件は、まず近いところに仕事(休みがちゃんと取れる職場環境の)があること、同世代の仲間がいること、周囲のサポートがあることなんだなーと改めて考えた日でした。

とりら会長ともども直会に混ぜて頂きました。いくつかの神楽の方たちが混じって談笑したり、韓国からのお客さんと青年達が楽しそうに話をしている場面が見られて、こちらも楽しい気持ちになりました。神楽の皆さんありがとうございました。次回は盛岡で見られる‥かもです。

 by.事務局MA
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by torira | 2014-09-04 01:00 | 催しもの | Comments(0)

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