逃れられない

「さんさ踊りの笛を吹いてほしい」
という話がきました。

私が住んでいる地域では、8月に盆踊り大会があるんです。
盛岡で盆踊りといえば、たいていは「さんさ」なわけです。
「伝統さんさ」をやるところは盛岡でも限られていて、私のところも「統一さんさ」。
日が落ちてから公園でおこないます。
実質的には、さんさ踊りの時間と言うのは限られていて、カラオケ大会の時間が長いような気がします。
あとは特に何ということもなく、町内会の露店が出ていたり。
焼鳥とか、ヤキソバとか、そんな感じのですね。
さんさ踊りには正直あんまり興味ないんですが、焼き鳥を食いに、この何年か足を運んでるんで、実態はわかるんです。
けっこう賑わってます。
いや、焼き鳥じゃなくて玉コンニャクだったっけか。


で、夕方には「ふれ太鼓」というのをやります。
「統一さんさ」の「通り太鼓」を鳴らしながら、子供たちが町内をぐるっと回るというものです。
他の地域ではどうなんでしょうね。
隣の町内では音を鳴らして歩くだけじゃなく、しっかり門付けもやってるんです。
「統一さんさ」での門付け。

それでまあ、わが町内のこの「ふれ太鼓」の時間に、今年は笛吹きさんがいないらしい。
というわけで、お声掛けをいただきました。

でも、そういう場面で笛吹きが足りないというところに、この地域のさんさ踊りの実態が現れてるんじゃないか…なんて思ったりもするんですよね。
そもそも、子供も大人も少ない地域ではないんですよ。
でも、笛の吹き手がいないってことは、さんさ踊りをそんなにやりたいと思っていない人が多いんじゃないかなあ、と。
確かに、やってる人たちは子供も大人も楽しそうではあるんです。
でも、そこに来ている人は町内の一部です。
もっと地域住民ぜんたいの利益になることに労力を費やした方がいいんじゃないかなあという考えが頭をかすめます。
具体的に何かというと、すぐに出てこないんですが、えーと、たとえばゴミ拾いとか…かなあ。
まあ、そういうことも地域の活動でやってはいますけど。
いや、盆踊り大会をやるような地域だからこそ、ゴミ拾いみたいなこともやれてるということなのかな。
あまり対立させて考えないほうがいいということなのか…。
でも、地域の行事があんまり多いのはしんどい、という実態もあると思うんですよね。

だから、いま自分が笛を断れば
「じゃあ来年から盆踊り大会やめるか」
となって、地域のいろんな負担が少しは軽減するんじゃないか。
じぶんはこれまで中途半端に民俗芸能の延命策に手をつけてきて、それで苦労する人を少なからず生んできてしまったのではないか。

…と、悶々しておりました。


ところが、ツレが
「わあ父っちゃ、休みっても寝でばりいてさっぱ稼がねえすけ、やるにいいんだでば」
と、町内会からの依頼に、すでに安請け合いしてきてしまったらしい。
さて、「通り太鼓」の笛ってどんなだったか…。

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こちらは隣の隣の隣の町内の夏まつりポスター。
 by げんぞう
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by torira | 2014-07-25 19:22 | 芸能 | Comments(3)

Commented by 一八 at 2014-07-26 21:57 x
記憶違いでなければげんぞうさんの「ジャズ」へのコメントを記憶しております?
で、さんさ踊りを吹奏楽でジャズ風にアレンジしてみては
一八の真夏の夢でした
Commented by げんぞう at 2014-07-27 08:25 x
岩手県内では吹奏楽も盛んにおこなわれていますし、ジャズフルートのルー=タバキンともご縁が深い・・・という土地柄です。
が、地元の芸能の笛はもうすこし音が出るようになるといいなあと思う場合がよくあります。
自分も含めて。
Commented by 一八 at 2014-07-31 12:44 x
吹奏楽といえば映画「ブラス!」の「アランフェス」が吹奏楽のイメージを変えましたが、芸能にもなんとかと夢をみております。

やっぱりポスターの情報力はすごいですネ。

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