滝沢市郷土芸能祭を見てきました

久しぶりに内陸の芸能を見に行きました。
滝沢市になって最初の郷土芸能祭。
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篠木神楽の子ども達の舞で幕開けです。
れまでと少し雰囲気が違って「やらされ感」がなく、楽しんで意欲的に舞っていました。親御さんがとても積極的なことが子ども達の関心につながっているそうです。なぜそういう雰囲気が生まれたのか、知りたいです。

近年復活された「三番叟」は、かなりこなれて来て見映えがしました。
さらに篠木神楽、今回は「狂言・つぶ拾い」を復活させました。
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妊娠中の奥さんが「ツブ(タニシのこと)が食べたい」と言うので愛妻家のダンナさんが奮闘するお話。今まで1つも見たことのない篠木神楽の狂言。復活はかなり意外でしたが、熱演ぶりに客席もわいていました。
神楽の方たちは、神楽の演目に変化をもたせるために狂言の復活は必須と考えていたそうです。

負けずに後継者育成に力を注いでいる川前神楽。
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川前神楽が伝承されてきた川前地区は、四十四田ダム建設のために一部を残して水没してしまいました。住民の皆さんはそれぞれバラバラに移住したそうです。

それはつまり、震災でバラバラになって暮らしている今の沿岸の状況とよく似ています。
そんな条件下で神楽を復活させることが出来たのは何故ですか?と伺ってみました。

川前神楽は元から特定の家系が中心となって携わってきました。移住後も親戚づきあいで顔を合わせる機会が少なからずあり、いつしか「またやるべぇ」となったそうです。血縁の力ですね。
また、川前地区の祭礼に奉納する機会はなくなっても、新築祝などの祝い事に神楽が呼ばれることが時々あったことが活動の継続になったということでした。
これは地縁によるものと言えるでしょう。

やはり身近なところで出演の場があることが重要なポイントの1つになりそうです。
しかし血縁・地縁による継承というのは、今回の震災で激変した沿岸各地にとっては参考にならないかもしれません。
かといって、支援としてイベントへの出演依頼などを計画しても、当事者は現地以外の場所だとメンバーの仕事の調整や経費の負担などがあってうれしいけどお断りすることもあるというお話を聞くことがあります。むずかしい・・。

午前の部は大沢田植え踊りで終わりでした。今年は台風被害などがないようにと祈ります。
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午後から用事があったので私の芸能鑑賞はここまで。

 by.事務局MA
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by torira | 2014-02-16 22:48 | 催しもの | Comments(2)

Commented by わたなべ at 2014-02-19 20:21 x
こんばんは、
この前、「みちのく芸能ごよみ」でふと知った
カセ踊りを見に行った時の写真を送ったら
喜んでもらって電話を頂きました。
岩手の方って良い人が多いですよね。
「大沢田植え踊り」は、
ちゃぐちゃぐ馬コの時に役場近くのエリアであつた祭りで
見たことがあります。(別なところで獅子舞もやってました)
この田植踊りは、後ろの早乙女たちは、みんな子供たちなんですね。
田植踊り自体は、派手さの無い
山形の田植踊りに、ちょっと似ている気がしました。

震災でばらばらになった地区の伝統芸能の復活の話ですが
同感です。
防波堤や高台移転や放射線の
はっきりしていない現状の中では大変だと思います。
Commented by 事務局MA at 2014-02-20 20:51 x
わたなべ様
山形の田植え踊りと岩手県央の田植え踊りは、役柄の構成は違うところがありますが、早乙女は赤い幕で顔を隠している点などがよく似ていますね。
田植え踊りは定期的な公演の場を持ちにくい芸能なので、多彩な演目を継承するのは大変だと思います。
そこに震災の影響が加わるといっそう厳しい。
しかもコメ作りの未来に黒雲がかかっている。
どうなるんでしょうねえ。

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