獅子と虎の交差点

今年も陸前高田市の悪魔祓いに行ってきました。
まずはこの3年お世話になっている秋葉権現獅子舞による高田町川原の悪魔祓い。
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本来なら地元の商店や家々を訪れるのですが、町がなくなった今は知り合いの方がいるお店や施設を廻ります。
いつも名前を目にしていた「りくカフェ」にも行きました。噂通りのすてきなお店でしたよ。
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赤ちゃんを抱いた方がいらして、「元気に育ちますように」と、ちいさな頭をかぷっ。
大阪から手伝いに来てくれた学生さんたちが活躍されていました。

成人式が行われていた高田一中にも行きました。あの高田一中。
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玄関前にいらしたおばさま達の頭もがぶっ。
「オサベとは囃子が違うねえ」とおっしゃっていたので、気仙町長部地区の方たちなのかもしれません。気仙町にも虎舞による悪魔祓いがありましたが、震災後は「それどころではない」として行われていないようです。(もし今年は行われたなら教えてください。)

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復興商店街である栃ヶ沢ベースに行ったら、同じく高田町の大石虎舞が悪魔祓いに歩いているのに遭遇しました。大石虎舞はもともとこの一帯が門付けエリアのようです。
栃ヶ沢ベースのすぐ裏の大きなお屋敷に入っていくのでついて行ってみました。
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立派な門、立派な蔵、りっぱなおうちだなあ!このあたりの地主さんだそうです。
あいにくご不在でしたが、「やっぱりやっていこう」と虎がお祓いをしました。

大石虎舞は、衣裳はもちろんダメになりましたが虎頭を保管していた茶箱が助かり、支援を受けて復活しました。
元は80名ほどで行っていたそうです。今はちょっと寂しい。

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向かいの丘の上にさきほどの高田一中があります。
いま車が並んでいるところは津波にやられた場所。そう思って見るとちょっと胸がざわざわとしてきます。

川原の皆さんは最後に高田松原のタピック45へ行って踊りました。
この建物は震災遺構として保存されることになっています。
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手前右は被災した松を使って建てられた犠牲者慰霊の追悼施設。手を合わせて来ました。将来はメモリアル公園になる計画がある場所です。

左側は石川啄木の「一握の砂」を刻んだ歌碑。啄木の歌碑は昭和32年に建てられた後に昭和35年のチリ地震津波で流され、建て直されたものが今回の東日本大震災でまた流され、3度目の建立だとか。
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向こうには気仙町の山が見えます。あれが切り崩されてこのあたりの盛り土になる。重機がたくさん動いていましたが、新しい町の姿が見えるまでにはまだまだ時間がかかります。

 by.事務局MA
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by torira | 2014-01-14 22:44 | 東日本大震災 | Comments(2)

Commented at 2016-03-03 14:34 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by torira at 2016-03-03 21:47
竹次奈映さま
ブログとりらをご覧頂きありがとうございます。
陸前高田市の文化、色々ありますね。どんな10項目なのか気になります。
さきほどメールでお返事を差し上げましたので、よろしくお願いいたします。

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