脇ノ沢獅子舞のお正月

とりらの「岩手三陸沿岸の民俗芸能応援募金」から、笛をお贈りした獅子舞をご紹介します。
陸前高田市米崎町脇ノ沢の脇ノ沢獅子舞、今年1月2日に行われた悪魔祓いの1コマです。
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画像提供は橋本裕之さん。ありがとうございました。

脇ノ沢は広田湾の奥にある浜辺の町で、震災前は約130戸ほどの家がありましたが約7割が被災しています。
ここにおよそ大正時代(?)から伝えられて来たのが脇ノ沢獅子舞です。

以下、脇ノ沢獅子舞保存会会長である熊谷國弘さんに伺ったお話。
獅子舞の道具一切を熊谷家の蔵にしまってあったのが、津波で蔵ごと流されてしまったそうです。
その蔵が発見されてみると、中にあった太鼓や獅子頭などは一部損傷したものの奇跡的に使える状態だったとのこと。(半纏はダメになったけど)。それでまず熊谷家の庭で踊り、仮設へ訪問に行ったりした、と。
震災後、いち早く活動を再開した脇ノ沢獅子舞の新聞記事をご記憶の方もあるでしょう。

昨年に続き、今年も1月2日に行われた悪魔祓いには、今いらっしゃる住民に加えてあちこちに分かれて暮らしていらっしゃる元住民の方たちが集まり、大人こども合わせて総勢80名にもなったと伺って驚きました。素晴らしいじゃないですか。

「そんなにたくさん集まったのはどうしてですか?」とお聞きしてみると、熊谷会長さんは「どうしてなのかなあ」と笑いながら、1つには悪魔祓いが子供会の冬休み行事と位置づけられ、仮設住宅にお住まいの方がたくさん参加されたことにあるとおっしゃいました。

いつもは雪のないお正月はずの陸前高田市ですが、今年は寒い悪魔祓いとなりました。二手に分かれて残った家々と仮設をまわったそうです。
支援の方から現地の要望を知って、年末に楽器屋さんに「お正月に間に合うようにお願いします」と無理なお願いをしましたが、喜んで頂けて良かったです。

子供会かぁ。。
震災前は悪魔祓いは子供会行事ではなかったそうです。町内会の行事だったということですね。
子供会が機能しているというのはこれからへの可能性がありそうだ、と思ったりしました。

 by.事務局MA
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by torira | 2014-01-09 23:25 | 東日本大震災 | Comments(0)

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