舞初めにことよせて

引き出しの整理をしていたら、昔、酒井信好さんという写真家から頂いた岳神楽の絵はがきが出てきました。
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見事な三番叟。会場は大迫の早池峰神社参集殿でしょうか。前の方の正面に席をとって撮られたと思われます。

お正月も明日で七日になりますが、この間に神楽や獅子舞・虎舞をご覧になった方も多いかと思います。
昨夏に「とりらと海の写真展」の会場になってくれた店の1つ、「酒と珈琲・米山」の主も、早池峰岳神楽の舞初めに行ったらしい。
その翌日、舞初めの話題がニュースで流れたんですってね?

それを見た神楽ファンの方からお電話を頂きました。
「アナウンサーは岳神楽を“たけ”神楽と発音していました。私らは昔から“だけ”神楽と言ってきたんで違和感がある。本当はどっちなんだろうか?」というお尋ねでした。

同じ質問を以前、岳神楽の代表の方に伺ったことがあります。
「オレ等は“たけ”って言う。“だけ”じゃない。
濁点が付くとすれば“た”の方じゃなく“け”の方に付く。“たげ”。物価がたげ!(高い!)って言うべ?あれと同じ発音」というお答えでした。いかがでしょうか?
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先と同じ方の撮影になる一枚。
大迫町内川目にある大償神楽の拠点、「神楽の館」で、岳神楽の故・小国誠吉師匠が胴を取っている珍しい1コマです。なつかしいなあ。このアングルはあの位置から撮ったのね。

酒井さんとお会いしたとき、彼が連れていらした若いカメラマンの撮影マナーが気になり、差し出がましくも苦言を呈したところ、「熱くなると周りが見えなくなる人で」とかばうように笑ってご自分の写真絵はがきをくださったのでした。
今はどこでどうしておられるでしょうか。
なんであれ、撮影マナーは良いに越したことはありません。自分でも気をつけようと思います。

by.事務局MA
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by torira | 2014-01-06 21:23 | お役立ち情報 | Comments(3)

Commented by kawa-usso at 2014-01-07 03:40 x
岳集落の呼び方について、地元大迫とその周辺で差異があること、それがずいぶんと広範であることにびっくりしている一人です。数年前、遠野の暮らしの語り部であった三浦徳蔵翁(故人)宅での新年会に、友人に連れられ参加した時のこと。
「だけ、ではなくたけ集落。だけ神楽、ではなく、たけ神楽。地元の皆さんは”た”に濁点はつきません」と言ったら、確か齢90に近かった翁は、たいそうびっくりされました。「だけ、ではないのか。みんなそう呼んでおるぞ」と。みんなというのは、遠野の近隣の方々が中心と思いますが。
大出早池峰神楽を伝えてきた鈴木翁も「だけ」と称していたし、師事したパハヤチニカ発行人も、出会った頃(20年以上前)はそう呼んでいたと記憶しているのです。彼らが「だけ」と呼ぶのを私も覚え、実際に岳を訪れるまでの数年は使っていました。

いまだに明快な説を聞きません。真相が知りたいわたくしです。なんか、不思議ですね。
Commented by 事務局MA at 2014-01-07 23:26 x
ちなみにお電話の主は宮古市の方でした。
個人的には宮古市の高齢の方が岳神楽を親しく思っているということが新鮮でした。

濁点というのは地域によって感覚が違うのかもしれません。
私の苗字は「飯坂」と書きますが、こちらでは100%「いいざか」と発音されます。しかしルーツである秋田県某市某集落では住民の殆どが飯坂さんで読みは「いいさか」なわけです。

とりら7号に盛岡の大念仏剣舞について書いてくださった安田隼人さんは「やすた」と読むそうです。驚きました。いろいろありますね〜。
Commented at 2014-02-14 21:44 x
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