滝澤鶏舞@おでって芸能館

「おでって芸能館」、二つ目の芸能は、洋野町種市からおいでの「滝澤(たきさわ)鶏舞(けいまい)」でした。
当日のパンフレットに書かれた解説にそって流れを追ってみます。

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円陣の中央に立ったヤナギのまわりを、まずは太夫と呼ばれる踊り手が太刀をこんなふうに持って(子どもはマネしてはいけません)、まるく踊ります。これが「つるぎ舞」でしょう。

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次に棒、なぎなた、あや棒、扇子の順で入端(いりは)から出端(ひきは)までを繰り返し踊ります。
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最後に向太夫が太刀でヤナギを切る所作をして引っ込みます。

パンフレットには出演団体によって書かれたメッセージ欄があり、「滝澤鶏舞は風流念仏踊りの一種で、精霊供養の踊りとして1854年頃から受け継がれてきました。」とあります。
最近の活動はどんな感じなのか、とりらの募金からお見舞い兼お花をお渡ししながら伺ってみました。

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種市は海辺の町として知られますが、滝澤鶏舞の被害としては、会館の一部が壊れた程度で済みました。
さきにも書きましたように、お盆は毎年墓地供養を行っていて、いつも何軒かのお宅から依頼があるとのこと。しかし、一庭が30分〜40分もかかるとあって、だいたい3軒か4軒分しか受けられない。「今年こそは来てくれますか?」と尋ねられたりする、と申し訳なさそうにおっしゃっていました。
滝澤鶏舞で仏さまをなぐさめたい、とお考えの家族がたくさんいらっしゃる土地なんですね。

毎年8月に行われる種市夏まつりを始め洋野町のイベントに出演するほか、指導してきた小学校の運動会も重要な披露の場でした。しかしここにも統合の波が押し寄せて来ています。
パンフのメッセージ欄には「地元の小中学生を中心に後継者育成を行ってきましたが、来年度からは小学校も統合することになり、伝承活動も大変になりますが、頑張りますので、これからもよろしくお願いします。」と綴られています。

震災の年、お盆に種市へ行ったときの光景を思い出しました。
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ここではこんな精霊流しが行われているんですね。お盆を大切にする暮らしが滝澤鶏舞を受け継いで来ました。ウニで有名な町ですが、種市で暮らし続けるのは難しいのでしょうか。
バスツアーで行ったあの産直には今頃どんな物が並んでいるんだろう。また行きたいなあ。
 
 BY.事務局MA
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by torira | 2013-12-13 14:38 | 東日本大震災 | Comments(0)

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