気仙郷土芸能まつりの行方

さきの気仙郷土芸能まつりで、とりらの募金からお見舞い兼お花を差し上げた4つめの団体は石橋鎧剣舞(いしばしよろいけんばい)さんです。
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気仙地方の念仏剣舞は陣形のバリエーションが豊かなためか、輪踊りをあまり見かけない印象をもっていましたが、今回のこちらは「五ヶ棒」という演目で、太鼓を中心に据えた輪踊りになっていました。
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「五ヶ棒」=ごかぼう、という音から連想するのは、たいていはお菓子の五家宝じゃないでしょうか。この棒はいったい何だろう?

石橋鎧剣舞は大船渡市日頃市町にある石橋地区に伝承されています。戸数は29軒。小さな集落ですが、剣舞に熱意のある方が多くまたまとまりのよいところなのでしょう、地元の五葉山神社のお祭りや市の郷土芸能祭には欠かさず参加しています。
お正月の悪魔祓いも剣舞の方たちが行っているそうです。

山側なので震災の被害は少ない、職場が流された方が一名、あとは車が流されたとかそんな程度だというお話を伺いました。でも、市全体が大きな損害を受け激変した中で、色んな面で影響があったに違いありません。町は町、山は山という暮らしではないはずです。
団体の発生や伝承については、「祭の追っかけ」さんのサイトで詳しく紹介されていますので、そちらをご参照頂ければと思います。

この日のトリは会場である住田町の大平梅ノ木(おおだいら・うめのき)念仏剣舞さんでしたが、同じ「五ヶ棒」が演じられました。ただしこちらでは「棒踊り」という名称になっていました。
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印象的だったのは次の「波合わせ」で、早池峰神楽の権現舞で行う胎内くぐりに似た場面があった事でした。
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刀の間をササラがくぐってもどるのです。ま、こんな見方はうがちすぎかも知れません。

知人が、来年度の気仙郷土まつりについて言及している新聞記事を見せてくれました。
「事業のマンネリ化は否めない.一定の役割を果たしたと考えており、関係機関・団体と協議を進め、26年度の第15回をもって事業を終了したい」との考えが、気仙広域連合の会合で提示されたとあり、とても残念に思いました。

終了の背景には資金難があるという話も聞こえます。
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しかし終盤こそお客さんは減りましたが、たくさんの観客が楽しんでいらっしゃるのを見れば、マンネリとは受け取れないのです。
特に芸能祭に参加する機会の少ない陸前高田市の芸能団体のことを思えば、なんとか続けて頂きたい、何かよい策があればいいなあと願わずにはいられません。

 by.事務局MA
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by torira | 2013-12-06 19:11 | 東日本大震災 | Comments(0)

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