「先祖になる」@盛岡、明日までです

ナレーションがない。
背景の音楽がない。
テロップがない。
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話の舞台が震災後の陸前高田市気仙町だということ、気仙大工の伝統やここに「気仙町けんか七夕」という熱い祭があることなども、見る人には説明されない。
ドキュメンタリー「先祖になる」は、ストイックなつくりの映画です。

普通だったら「予備知識なしでも楽しめる映画」と続くところかもしれませんが、ここは知ってから見るのが礼儀でしょう。

作為的な撮影は許されるはずもなかった、と映画パンフレットの中で池谷薫監督が綴っています。
だからナレーションもテロップもサントラもない映画を作ったのでしょう。プロになるとなかなか取れない立ち位置です。
その誠意が彼に運をもたらしたとも言える。見る人を惹きつけずにおかない佐藤直志さんに出会い、気仙町の人々と信頼関係を築くことが出来たのだから。

映画を見てから、今年撮ったけんか七夕の画像を探したら、それらしき方が写っていた?‥と思いましたが違っていたようです。
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けんかの後で梶棒をチェックされているところです。長い間けんか七夕に深く関わって来た方だということは見ていてわかりました。

「先祖になる」公式ツィッターさまから「あれは直志さんではありません。直志さんはつねに裏方として祭りを支えています。」と教えて頂きました。ありがとうございました。

祭を陰に日向に支えているベテランが何人もお元気でいらっしゃるということは、失ったものの多い気仙町を思う上で心強いことです。
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今、荒町祭組の梶棒は、成田山の境内でベンチのふりをして静かに時を待っています。来年の祭はどうなるのか。。
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暮れてゆく気仙川。

映画「先祖になる」、盛岡での上映は明日8日限りになりました。
平日の昼間なので行ける方は限られるでしょうが、迷っているならぜひご覧になることをお勧めします。

○盛岡中劇(盛岡市大通1-9-12第8大通ビル5F)tel.019-622-8226 地図
「先祖になる」118分
上映時間 10:45〜、13:00〜 11月8日(金)まで

 by.事務局MA
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by torira | 2013-11-07 17:52 | お役立ち情報 | Comments(1)

Commented by 中劇のまわし者ではありません。 at 2013-11-14 23:40 x
見逃した方に朗報です。盛岡中央劇場のサイトに「好評につき、11月16日(土)から「先祖になる」を再映いたします! というニュースが書かれていました。上映時間9:50~11:50 です。

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