気仙町けんか七夕のゆくえ

陸前高田の七夕は、三種類あります。
一つは気仙町の「けんか七夕」。山車をぶつけ合います。
高田町の「うごく七夕」は、山車の形は気仙町とほぼ同じですが、華麗な装飾を誇るものでケンカはしません。
三つ目は小友町の「海上七夕」。船に高さ20mあまりの竹棹を立て海上を運行していたのですが、震災前から行われなくなっていました。

先日、けんか七夕の方たちにやっとお会い出来ました。
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3月11日、人々が駆け上って避難した諏訪神社。今も下の鳥居などは壊れたままです。
お宮までのぼって見下ろすと、残った建物のとなりで新しい山車を作っているのが見えます。
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制作中の山車屋台。太いけやき?を輪切りにした車輪。
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このムクの車輪がカッコ良くてたまりません。

昨年の作業場兼集会場だったコミュニティセンターが取り壊された跡に、支援を得て木材キットを使った集会所が建築中でした。
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気仙川にそった古い町、気仙町は津波の被害があまりにも大きく、祭をやるにも人手が足りません。今年はやめようかという話も出たけど子ども達を喜ばせたいから、と開催を決意なさったそうです。沿岸の祭の話をうかがっていると「子ども達のために」「子ども達に集まってほしい」という言葉をよく聞きます。おとなにとって子どもは大切なんだなと思うとなんともいえないものを感じます。

そんな話を気仙町けんか七夕祭り保存連合会の村上さんにうかがううち、お昼になってしまい、地元のお母さんチーム「ががさまズ」の皆さんによる具だくさんのうどんとおにぎり、すき昆布の煮物、そして気仙地方に欠かせない手づくりのおやつ「がんづき」をごちそうになってきました。
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気仙町再生のため、もっか山をけずって造成しています。今立っているところは高さ8メートルも土盛りされると聞いてびっくり。
あそこに見えているおうちはすっぽり埋まってしまいます。しかしお宅の持ち主は「なんとしてもこの家は残したい」とおっしゃって、毎日手入れに通っていらっしゃるそうです。
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個人的なことですが、小正月にここへ来たとき、あのお宅を見て心惹かれるものがあり絵にしてみました。いつか家の方にお会いしてみたいです。

来年、再来年と気仙町けんか七夕祭りの開催は無理かもしれない。
かさ上げ工事の際には祭のためにここに300メートルの道をつけてくれるよう、市に請願していると村上さんはおっしゃっていました。

今年のけんか七夕、8月7日の予定を伺いました。
・昼の部は午前10時から運行をスタート。昼食後も3時頃まで山車を引くそうです。
・夜の部は18時くらいから。

気仙町けんか七夕祭り保存連合会の皆さん、お世話になりましてありがとうございました。
で。
誰でも山車を引くのに参加していいから。ぜひ来て積極的に加わってください!とおっしゃっていますので書いておきます。
準備に参加できるメンバーも募集しています。
問い合わせは同連合会の菅野さん(℡090・5184・5534)へ。

 by.事務局MA
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by torira | 2013-07-05 23:02 | 東日本大震災 | Comments(0)

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