目覚めた獅子、眠れる獅子

山田町大浦では、3つの芸能のうち、特に大神楽は震災によって代表の方が亡くなるという大きな痛手を受けました。
活動再開については時間を掛けて慎重に行うことになるでしょう、と以前、大浦虎舞の方から伺っていましたので、再開の様子が聞こえて来るのを待っていました。

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その大浦大神楽がついに復興イベントで復活を果たし、出雲大社へ大浦さんさ踊りとともに奉納したことが、最近立て続けに新聞に出ていました。

昨年はささやかながら大浦虎舞の応援をさせて頂きましたので、ぜひ大神楽へも…と思っていたところです。
新しく代表となられた阿部さんにお電話したところ、
・獅子頭は流されずに済んだ。
・道具などは山田町の補助を得てだいたい揃った。衣裳はお母さんたちがチクチクと縫って整えた。
・神社の宮司さんが紹介してくださって出雲大社へ奉納に招かれることになった。さんさ踊りとともにバスで25時間かけて行く予定(注・お話を伺ったのは、奉納前でした)。

「うちには黒森神楽の権現様と同じ木で出来たと言われるオシラサマがあったんだけど、流してしまって残念です」ともおっしゃっていました。

今年はお盛り(芸能が奉納するにぎやかなお祭りのこと)が出来そうな雰囲気なので、もしやるとなれば9月の第二土日になると思う、とのことです。
一部地域は被害も大きく、祭は以前とは少し変わるところがありそうだ。
そんなお話を受けて、秋のお祭りに向け、とりらの募金から心ばかりの準備活動費をお贈りしたいと思いますがいかがでしょうか?
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 (昨年9月に霞露ヶ岳神社で行われた大浦虎舞の復活披露)


大浦大神楽が出雲大社で踊っていらっしゃる頃、私は小田原市米神の神社のお祭りに行っていました。
社務所には動かない獅子頭が一つ。
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以前は神輿とともに踊りながら歩いたそうですが、15年前とか20年前とかのお話。
住民が減って大人神輿が担げなくなるのに伴い、この獅子もやる人がなく、長らく眠り続けているのだそうです。

山田町とふしぎな繋がりのある米神地区は、過疎化少子化のためにお祭りの規模も縮小しつつあります。
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かつて山田町の漁師たちが来て働いたこの海。実はつい最近まで…。
お祭りのことなど、続きは改めて書きます。

 by.事務局MA
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by torira | 2013-05-20 22:48 | 東日本大震災 | Comments(5)

Commented by 阿部武司 at 2013-05-21 07:07 x
良いですね。秋が楽しみです。大沢も秋には式年祭をやるような話し、山田祭の前週らしいですね。
Commented by 事務局MA at 2013-05-24 17:26 x
今日、大浦大神楽の方から電話を頂きました。
阿部さんが撮った黒森神楽の大浦巡行(1995年?)がYouTubeにあるのを見つけて嬉しかったとおっしゃっていましたよ。「流される前のオレの家とか映ってるし」と聞いてちょっとグッときたっけ。
Commented by 阿部武司 at 2013-05-24 19:06 x
それは良かった。大浦の取材もあまり長居をしなかったので資料が少ないです。先日田の浜も見てきました。荒神社にも行ってきました
Commented by わたなべ at 2013-06-08 12:02 x
はじめまして。
大浦さんさの情報を検索してたどり着きました。
私は先日、出雲大社での大浦大神楽とさんさを見させてもらったのですが
その時スナップで大浦神楽の人たちを写真にとりまた。

出雲では挨拶もしなくて連絡先が解らなかったので
もしよろしければ、
上のURLにリンクしてあるところに
写真をアップしているので大浦大神楽の方に連絡してもらえるとうれしいです。

写真は撮れませんでしたが
奉納が終わって、正式参拝をしたとき
若い女の人たちが神社の軒先から落ちる水滴で
楽しそうにしていた場面がすごく心に残っています。
私は、岩手の沿岸部には行ったことがありませんが
釣りとかでは志津川とか牡鹿半島には良く行ってました。

突然の書き込みで申し訳ありませんが
もしよろしければ、よろしくお願いします。
Commented by 事務局 at 2013-06-11 00:32 x
わたなべ様
ブログの記事を拝見しました。
大浦大神楽と大浦さんさ踊りにご配慮くださってありがとうございます。
お天気に恵まれず残念だったけど、奉納できて充実感があった、とおっしゃっていました。URLをお伝えしておきます。

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