ぎおんまつり

「日本の古典芸能は、演奏を擬音化した『口拍子』(くちびょうし)を復唱しながら覚える」
というような話をよく耳にします。
教材化された民俗芸能を学校でやる際にも、口拍子はたいへん便利です。
自分も学校でそうやっていくつかの芸能を教わりました。
しかし岩手県のいろいろな芸能を見てみると、必ずしもそうではないケースもあります。
いきなり
「やって見せるから、いっしょに動いてみて」
とか。
この場合、口拍子が入る余地がないんです。

また、擬音化の仕方が団体によって違ったりするのも意外な点でした。
ふだん活動しているのとは違う団体へ手伝いにいった際に
「いまの『だぐすくだんだん すったんだんすく』のところからもう1回お願いします」
と何回お願いしても通じない。
しばらくして、そのフレーズをこの団体では
「だぐすくつっつー すったくづっつー」
と擬音化していたことに気付いたのですが。
こういう細部に、伝承者の気持ちの持ちようが現れているのかなあという気もします。
でも、そんなにこだわりがあるものでもないのかもしれない。
どっちなんでしょう。
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ところで、自分はハウスの四つ打ちを
「どーん  どーん  どーん  どーん」
と表現しがちなんですが、我が家の5歳児は
「だんちっ だんちっ だんちっ だんちっ」
と表現していました。
そういえばDJやってる人は、「だんちっ」で表すことが多いような感じがします。
世代によってこのへんの感覚は変わってくるのでしょうか。

 by げんぞう
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by torira | 2013-03-25 21:52 | 芸能 | Comments(2)

Commented by 鹿踊マニア at 2013-03-27 08:49 x
我々では口唱歌といいます・・・鹿踊ではこの口唱歌の通り太鼓を叩きます。 従って口唱歌を間違って覚えるとリズムから太鼓の音色もかわることになりますね・・・。
Commented by げんぞう at 2013-03-27 22:00 x
そうでした!
民俗芸能ふくめ日本の伝統音楽全般では「口唱歌」のほうが多いかもしれませんね。
ところが「口唱歌」「口拍子」にあたる言葉がない団体もあり、これまた話が通じづらいことがあります。

口唱歌がしっかりしている団体さんの話をうかがうたびにうらやましい限り。
そして動きのパーツの名称を
「キイキイカッコ」
「ザコンコ」
「ザンチキ」
「デンデ」
等々あらわしている団体さんも、これまたうらやましい。
そういう団体はパーツの反復練習をしっかりこなしている上手さが感じられることが多くて・・・。

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