母は1000年を越える

能や歌舞伎に「隅田川」として取り入れられた中世の梅若丸の伝説はせつないお話です。
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行方不明となった我が子を探し求めてさまよう母が隅田川にたどり着くと、そこでは一年前に行き倒れになった少年を悼んで念仏会が行われている。
その子こそは母の愛する梅若丸だった。一心に念仏を唱えていると、埋葬された塚の影に一瞬梅若丸が姿を現すが、母が駆け寄る間もなく幻は消えてしまう‥。

震災によって行方不明のままでいる方を待つご家族のことを思うと、1000年前の梅若丸の母がとてもリアルに感じられるのです。

そんな梅若伝説を由来に持つ大念仏剣舞が盛岡周辺にありますが、その一つ、盛岡市大ヶ生の高江柄念仏剣舞が今度の日曜日にお目見えです。
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他の出演団体もとてもオススメなラインナップ。開演前には阿部さんのドキュメンタリーも見られます。どうぞ足をお運びください。
 by.事務局MA
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岩手の民俗芸能祭2013
2013年(平成25)3月17日(日)
盛岡市都南文化会館 キャラホール (地図
開場:午後12時30分
※午後12時45分から 阿部武司さん制作の沿岸の芸能ドキュメンタリーが上映されます。
※受付あたりで「とりら」5号、6号を販売させて頂く予定です。

開演:午後1時30分〜 入場無料

第一部  民俗芸能公演
          布佐神楽(一関市)
          臼澤鹿子踊(大槌町)
          黒内田植踊り(岩手町)
          二戸ナニャトラヤ(二戸市)
          高江柄念仏剣舞(盛岡市)
          鵜住居虎舞(釜石市)
          早池峰 岳神楽(花巻市)

第二部  シンポジウム「東日本大震災と沿岸芸能のこれから」
終了予定 午後6時

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by torira | 2013-03-14 23:04 | 芸能 | Comments(2)

Commented by 阿部武司 at 2013-03-16 07:55 x
ありがとうございます。梅若丸と言えば私のふるさと昨年寄ってきましたお寺に。母校は梅若小学校でした。ふるさとの伝説が岩手でこの様な形で生きていることに奇遇を感じています。
Commented by 事務局MA at 2013-03-17 20:52 x
梅若小学校!すてきな名前ですねえ。ちなみに私は余市町立黒川小学校。
あ、関係なかった。

行き倒れの無縁の子供のために一周忌の念仏会をしてくれていた人たちがいる、という部分にも惹かれます。

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