鵜住居のお祭り 1 /こども神輿お披露目会

釜石市鵜住居(うのすまい)町で、旧暦八月十五日にあたる9月30日の日曜日に「こども神輿お披露目会」が行われました。

ここの鵜住(うのすみ)神社のお祭りは、今まで旧暦八月十五日の祭日を守って行われてきました。いつも「中秋の名月」の日がお祭りだったわけです。
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鵜住神社には室町時代の作という貴重な十一面観音立像が祀られていました。震災でバラバラになったのを盛岡大学率いる学生ボランティアが発見、京都の仏師のボランティアによって修復されたことはご存じの方も多いと思います。

神社の神輿も一基は失われ二基は破損しており、今回は正式な祭ではありません。
しかし、さきごろ東京の銀座西七丁目町内会から贈られた子ども神輿を、鵜住居の皆さんにご披露するとともに、祭に近い形を楽しんでもらおうと行われたものです。
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午前8時〜鵜住神社神事
9時~神社奉納舞 : 鵜住居虎舞・外山鹿踊り・日向手踊り
10時~鵜住居小・東中仮設グランド: こども神輿・鵜住居虎舞・田郷鹿子踊り・神ノ沢鹿踊り
午前11時~日向グランド : こども神輿・鵜住居虎舞・外山鹿踊り・日向手踊り


以下は田郷鹿子踊り2コマです。
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今日はたまたま田郷の地元、川目地区のお祭りと重なったため参加することになったそうです。昔は男子だけで踊っていましたが、今は後継者が少ないのでそんなことは言っていられません。
そんな80戸ほどの戸数だった地区が、今は仮設住宅だけでも200戸に上るという思いがけない変化にみまわれています。
鹿の顔にお花の披露がくっついているのは初めて見ました。後の外山鹿踊りもそうですが、鹿はもちろん刀振りがとてもカッコいいのです。

外山鹿踊りは「綱がかり」と「めじし狂い」を見る事が出来ました。
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外山地区は山手なので実害はありませんが、やはり親戚知人友人が被害に遭っています。
最近50年ぶりに大曲「めじし狂い」を復活しました。

鵜住居は虎舞が有名ですが、こんな優れた鹿踊りがたくさんあるとは知りませんでした。
他にもう一つ「神ノ沢鹿踊り」があるのですが、なんと鹿頭や装束を流されて太鼓のみの参加でした。
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伺ったところでは、神ノ沢鹿踊りは約450年前に房州(千葉県南部)から伝わったという古い歴史を持つ鹿踊りです。鹿頭は約20頭あったのが皆失われてしまいました。近くに作れる方がいるので資金を得たいとのことです。
他の鹿踊りと同様に、お見舞いとして1万円のお花を差し上げましたが、まだどこからも支援を受けていないとのことで、とりあえず助成資料をお送りすることにしました。
近いうちに改めてとりらの募金からもう少しお贈りできるかと思います。
いつか神ノ沢鹿踊りの奉納を拝見する日が来ることを期待しています。

 by.事務局MA
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by torira | 2012-10-01 23:37 | 東日本大震災 | Comments(0)

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