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紙で飾ること

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陸前高田市高田町のうごく七夕に行ってからあっという間に一ヶ月がたとうとしています。

「とりら」6号で、うごく七夕川原祭組の方が書いて下さった中に「川原では若い頃から専門に作る者がいて、とても立派に作っています。バレンに関しては他の祭組を圧倒していると自負しています」という文章があって、バレンってどんなものだろう?と思っていました。
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この部分です。

この玉と同じようなの、見たことあるぞ。
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盛岡市のお祭りグッズ屋さんで買った「玉桜」と呼ばれる飾り花で、半球に作って貼り合わせます。
山車の飾りに用いる他、町によってはお祭りの時の軒花として使われているのを見かけますね。

他でも見ています。
毛越寺の二十日夜祭で、祭壇の両側に飾られていたお花は、年末に毛越寺職員の方がお正月のために手づくりする「八重桜」と呼ばれる和紙の花です。型抜きした和紙の縁を赤く染め、10枚貼り合わせて作られるそうです。
その作り方がじつは高田町のバレンのお花や「玉桜」と同じだということを発見しました。おおっ 伝承のルートが気になるではありませんか。
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「気仙地方は紙の国」ということをおっしゃった方がいました。
金を産出し、平泉との関係が深かった陸前高田。
平泉と陸前高田の間に位置する東山では古都平泉で使われるお経の紙を漉いていたと言われます。東山では時代が下ると庶民の日常に用いられる紙もさかんに作られました。
陸前高田市のお祭りを見ていると、七夕山車に限らず、紙をたくさん使って祭りを飾っていることに気づきます。(以前、陸前高田市広田町の造花について書きました)
平泉以来の歴史がこんなところにも影を落としているのかなあ。

「うごく七夕祭り」が終わってから、バレンを頂きました。
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なんと!「ふるさと岩手の芸能とくらし研究会」の名前が短冊に書かれていましたよ!
う〜ん心意気ですねえ。アザフやお花を作って下さった皆様、見てますか〜?見てね−。
川原祭組の皆様、お気遣い頂きありがとうございました。


 by,事務局MA
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by torira | 2012-09-01 22:39 | 意匠 | Comments(2)

Commented by 祭りの追っかけ at 2012-09-01 23:30 x
バレンは私までいただきました。佐々木会長さんの心意気と聞いています。
気仙地方の羽振りの良かった時代、東山の良質の紙をふんだんに使ったのでしょうね。
今は見られなくなった陸前高田市の三日市七夕では赤い短冊やバレンが合成に飾られていました。
Commented by 事務局MA at 2012-09-03 00:57 x
祭りの追っかけ様、その節はお世話になりました。
三日市七夕って、数年前から行われなくなっていた「海上七夕」と呼ばれた小友町の行事ですね?
あれは見てみたかったなあ。漁の仕方が変わって小さい船が減ったから、と何かにその理由が書いてあったのを覚えています。

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