ふるさと岩手の芸能のあるくらし

花巻の幸田神楽鑑賞会に行って来ました。会場設営もすべて神楽衆による手づくりイベント、このチラシも神楽メンバーの自作です。
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「八岐大蛇退治の舞」で幕開けです。のっけから豪華キャスト。
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次は交流のある花巻市太田神楽の「翁」です。若い翁ですがきれいに舞っていらしゃっいました。
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太田神楽はのちほど「権現舞」も披露。プログラムをご覧ください。
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幸田地区は北上川東側、旧東和町に隣接する河岸段丘の農村地帯です。
神楽に熱いエリアの1つとはいえ就職難のご時世、地元に残るのもたやすくはありません。にも関わらず、もっか若手が次々にUターンしてきて仲良く練習に励み、「四人八幡舞」などはぴったり息の合ったところを見せてくれました。
 
そして十八番の「木曽舞」。
巴御前は男装女子であり、それを男子が舞うという入れ子の構造になっている、とは橋本裕之さんの指摘です。
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(カメラレンズがイカれまして、撮影がうまく行きません。ぼけた写真が多くてすみません)
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幸田神楽の使命、「天王疫神除けの舞」。伝染病、感染症おことわりです。

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小さな子、小学生達が「しんがく」を披露しました。
地元の方たちに幸田神楽をゆっくり見てもらいたい、ということで始められた自主公演は今年で5回目?各世代が一同に会していました。クーラーはなくても、冷たいお茶&お菓子のおもてなしとたくさんの扇風機で最後まで楽しませて頂きました。
その上、来場者には大きなお餅と幸田神楽のオリジナル木札のプレゼントまであったのです。
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本当にご苦労様です、と同時にどうしてこんなに手間をかけた心のこもる催しが可能なのか。当事者の皆さんは、この豊かさをじゅうぶん誇りに思って頂きたいとおもいます。
大きなホール公演だけが価値ある場ではないことをつくづく感じたのでした。

幸田神楽は次は9月23日(日)に、新花巻駅近くの保存古民家・熊谷家で胡四王神楽との恒例の競演会が予定されています。良い空間ですので、どうぞお出かけください。

 by.事務局MA
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by torira | 2012-08-29 23:12 | 芸能 | Comments(3)

Commented by 宮本幸雄(だんきち) at 2012-08-29 23:48 x
幸田神楽 是非拝見したいひとつであります。
特に木曽舞ですか・・・最近だと幸田さん以外でも中々拝見できないような・・・私個人も某座中に「木曽舞」「機織」の復活を懇願してますが(笑)
「木曽舞」は古い映像でみて、大変美しい舞だなあ、直面でも、女舞の色気を感じ、ゾクゾクしました。
幸田・・・というと、小山田の、いつも手平鉦叩くあのおじさんいましたか?
本当に大好きですよね。
さて、私は今週来週と石鳩岡です。二年目、三年目と足繁く通う覚悟で、肝臓を鍛えます(笑)
Commented by 阿部 at 2012-08-30 08:01 x
毎回、自宅まで足をお運びいただきご招待を受けていますが、他の取材と重なってお伺い出来ず恐縮しています。9月もおそらく無理そうなので出来れば講の時にお伺い出来ればと思ってます。皆さんの意気高い舞をかぶりつきで観たいです
Commented by 事務局MA at 2012-08-30 22:22 x
宮本だんきち様、今回ご都合が合わなかったとしても次があります。
胡四王神楽の「木曽舞」も人気が高いですよ。ぜひどうぞ。

【古民家で味わう神楽鑑賞会】
平成24年9月23日(日曜日)
花巻市指定文化財 熊谷家(花巻市矢沢=新花巻駅そば)
午後1時開演
出演:幸田神楽、胡四王神楽 (いずれも岩手県指定無形民俗文化財)
入場無料

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