とりら ってこれです!

私たち、「ふるさと岩手の芸能とくらし研究会」が、広告ナシ助成金ナシ執筆参加費と本の売り上げとボランティア精神に支えられて出している研究誌「とりら」、現在6号「特別版 ふるさと岩手の芸能と震災」が好評発売中です。

必ず「とりら って何ですか?」と聞かれます。
が、「神楽の歌に出て来ることばでぇ〜、早池峰系神楽だと『天女』という舞で〜 え〜…」と非常に説明しにくいわけです。

22日、矢巾町田園ホールでの「岩手県民俗芸能大会」に出演された、生出(おいで)神楽の演目は、「日本武尊(やまとたけるのみこと)」でした。
これをご覧になった方はお聞きになったでしょう!
美しいお姫様が出て来た、最初に「やまの〜は〜 やまのーは〜」と歌がかかり、次に「と〜り〜ら とぉり〜ら〜」と歌われたのを。
これです。
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お姫様、途中で鬼女に早変わり!
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神楽仲間が撮影したのを繰り返し見ましたが、どうやってあっという間に面を替えることが出来たのか、わかりません!

この舞の上手なお姫様=鬼女を演じた方は以前から「とりら」を購読して下さっていた方です。
昨年5月、沿岸にお住まいの読者の方々に震災のお見舞いのハガキを出しましたが、お返事があったのは大船渡市のお一人だけでした。
22日にお会いした時「忙しくて返事を出す余裕がありませんでした」とおっしゃっていました。
生出神楽は陸前高田市矢作町生出という山側の集落に伝承されてきた神楽です。
海からは離れているので今回の震災では団体としての被害はなかったけれど、地元では仕事などの関係で亡くなられた方が何名かいらっしゃいます。全体としては無関係ということあり得ません。
とりらの募金からお花の形で金一封をお贈りしました。

震災後、旧生出小学校の校舎を利用して、被災した陸前高田市の2つの博物館の文化財を修復、保存する作業が続けられています。
生出地区は神楽に加えて生出鹿踊りと三ノ戸剣舞が伝えられているところです。
小さい集落ですがまとまりが強く、毎年秋10 月下旬に「生出木炭まつり」が行われているのをご存じの方も多いでしょう。いつか伺ってみようと思います。

  by.事務局MA
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by torira | 2012-07-24 22:08 | 東日本大震災 | Comments(0)

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