お正月の悪魔祓い

気仙地域で盛んに行われて来た、お正月の悪魔祓い(または権現様と呼ばれる)という年中行事が、今年はどうなるのか気になっていました。
津波の被害を大きく受けた地域では、悪魔祓いをやるかやらないか、やるとすればどのように回るか、どこでも直前まで頭を悩ませていらっしゃっいました。
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大船渡市中赤崎地区の悪魔祓いは4地区を廻りましたが、2箇所の仮設では戸別訪問はせず敷地内の一箇所で踊るだけにしました。

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眼下には住宅が並んでいたはずの場所を背景にして。

旧三陸町は津波の歴史とともにある地域です。三陸町綾里は今回被害の大きかった港地区はじめ4箇所で悪魔祓いを見送りました。となりの宮野地区では、ほぼ旧年通りの悪魔祓いが行われていました。道具類は少し高い屯所に保管されていたため無事です。
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太鼓には、笹竹と南天が飾られているのがすてきです。ぶっちがいの日の丸も付いてます。
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奥さまがお盆に乗せた杯を差し出します。訪問を受けた方からはきまってお神酒のお振る舞いがありました。

とりらの募金から、2集落にお花を差し上げました。
が、中赤崎地区は、仮設の方からも自宅の方からもいっさい受け取らないと決めたということでお断りされました。

気仙の海辺は明るく暖かく、あちこちから太鼓の音が響いてくる光景は、本来ならば誰をも夢のようにのどかな気持ちにさせてくれるはずです。
太鼓の音は悪魔祓いをとりやめた地区にも聞こえていたことでしょう。
みなさんが順調に復興していくことを願って止みません。

okderazekiさんの映像に良い場面が写っていますので、こちらもどうぞご覧ください。

 by.事務局MA
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by torira | 2012-01-02 21:28 | 東日本大震災 | Comments(0)

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