踊りの場

 高校の頃に「刈り取りが終わった田んぼで鬼剣舞を踊りたい」という会話を同級生がしていました。なんとなく「現場っぽいことをしたい」という思いだったのでしょう。けれども、実際にはそういう風景はそれほど見ることはありません。

 じゃあ、どういう場で演じるものなのか。そこで「本来は××で」といったことを言いたくなります。でも「本来」っていっても江戸時代の中盤と昭和初期あたりでは違うでしょう。とりあえず、いま一番多いのはどこかを考えてみると、剣舞や鹿踊などであれば、寺社の敷地内、屋敷、屋外のイベント会場、それにホールでしょうか。神楽ならばホールが多いかもしれない。

 しかし、回数の多少にかかわらず、演者の方々が特にこだわりをもって「この場こそが、うちの団体のホーム」というのもあるでしょう。民俗芸能はわりと融通がきくだけに、いろんなところで演じられますが、それぞれの場が演者・観客の皆さんにとってイイ空間であってほしいなあと思います。
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 こちらも踊り場の除雪に余念がありません。

 by げんぞう


 
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by torira | 2011-12-29 09:08 | 芸能 | Comments(2)

Commented by 京鹿 at 2012-01-01 10:50 x
高校生の頃からこんな会話が教室で交わされていたという事実にまず驚きです!神社、境内のホームでの踊りもいつも楽しませてもらってますが、更に田畑での踊りが観てみたい。ここ数年踊りに魅せられれば魅せられる程高まる想いです。神様と鹿様。農耕と鹿踊り。漁師と鹿舞。
いいですね
今年は皆様が気持ちよく踊れる機会が沢山ありますように
Commented by げんぞう at 2012-01-02 08:56 x
剣舞・鹿踊だと、家の前の広い庭。
神楽だと、大きな間取りがある民家。
庭田植え踊りだと、広い土間。
そんな場にもなる住環境がなんで出来るのか、というところを昨年はあれこれ考えていました。
京鹿さま、本年もよろしくお願い申し上げます。

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