さんさ太鼓は鹿のもとへ

12月11日、震災から9ヶ月の日、県民会館では山田町からいらした八幡鹿舞(はちまんししまい)の皆さんが、岩手県民会館のさんさ踊り用太鼓を吟味していました。1つ1つ叩いて音を確かめています。
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文化振興事業団では、もしここにある太鼓が、八幡鹿舞さんがさがしていらっしゃる「昔の太鼓の音」に合うならば寄贈しましょう、と申し出て下さったのです。
画期的なご厚意だと思います。
私たちからもお礼を申し上げます。ご支援ありがとうございました!

八幡鹿舞は道具の保管所を兼ねた練習場を津波で流され、衣裳/太鼓の殆どが流されました。 9月の山田八幡宮復興祈願例大祭の時、さんさ踊りから借りた古い太鼓がうまく合ったのでさんさ踊りの太鼓を注文したのに、新しい太鼓はどうも音が合わなかったのでした。

「今までは1つ壊れたら1つ新調するということで、新旧の太鼓の音がうまく混じり合って腹に響く深いハーモニーを出してきたんだけど、今回は一気に変わる事になって難しい。今日は納得できる太鼓を頂けて良かったです」。
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今回この話の発端となった、山田町出身で盛岡市桜山神社勤務のSさんも駆けつけてしばしの談笑。もとはご近所の間柄だとか。

「9ヶ月過ぎても町の復興が進んでません。寒いし日は短くなるし、子ども達の下校時間には外はもう暗いのに街灯がない。秋の祭りの頃より雰囲気は暗いね」ともお聞きしました。

でもおかげさまで太鼓が揃ったことだし、八幡鹿舞はこれから積極的にイベントへ出て元気を出すぞ!とおっしゃっています。
「どっか沿岸の芸能を呼びたいな〜」とお考えの方は山田町へご連絡を!

それから手頃な価格の中古の電動カンナも探していると伺いました。
鹿舞のロングヘア=ヤナギを作る道具ですが、中古の大工道具は今全体に不足してるみたいです。
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画像はお祭りの時に楽屋がわりのテントで撮りました。ヤナギの赤い部分、昔は紅ショウガの液で染めたもんだとか。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-12-14 21:57 | 東日本大震災 | Comments(2)

Commented by 阿部 at 2011-12-15 20:56 x
明日の東文研では、この事を話します。ついでに?とりらの募金も特集号の事も。
Commented by 事務局MA at 2011-12-15 21:15 x
阿部さん、ありがとうございます。よろしくお願いします。
時間があったら国博本館で行われている「日本の仮面」展もぜひ見ていらしてください!

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