御祝の交流を

以前の当ブログで、紫波町の御祝の話を書きました。
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釜石市に行ったときに錦町虎舞の方に「とりら」5号をお見せしたところ、御祝をあつかったページに目を留めて、
「うちにも御祝が伝わってるよ。歌詞がほぼ同じだね、『御祝い事すみければ おつぼの松もそよめく』って歌う。御祝を持ってるのは釜石では錦町虎舞だけ。内陸にも御祝があるなら聴いてみたいなあ。ぜひ交流したいって伝えてください」
とおっしゃいました。
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さっそくこれを紫波町の方に伝えると「えっ?そうですか!沿岸の御祝。それはぜひお会いしたいですね。あ〜、そういう事、考えてみなかったなあ」としきりに感激しておられます。

この場合の「考えてみなかった」というのは、芸能を通じて被災地に支援したり交流をするという事のようです。そうですか。そうなんだ。芸能団体同士として内陸部から沿岸部を応援する動きがもっとあってもいいのではと日頃感じていたけど、内陸側では「沿岸ではまだ芸能どころではないだろう」と考えていたという事でしょうか。

御祝は内陸部では紫波町に限らずあちこちで歌われています。奥州市でも、花巻市でも、滝沢村でも。
おととい秋田県大仙市で公演なさった篠木神楽、その滝沢村は今年の春、故福田武雄氏が編纂し昭和49年に村が出版した「農民生活変遷中心の滝沢村誌」をデジタル化してweb.上で公開しました。
これはとても良いですね!各市町村の市町村誌(村史)がネットで読めたらすごく助かります。
その一部から御祝の部分をばっすいします。

「結婚式後『謡』の次にこのご祝いがうたわれるを常とする。
御祝はしげければ 御つぽの松はそよめく  」

いつかぜひ、沿岸と内陸の御祝交流会をやりましょう。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-11-01 23:38 | 芸能 | Comments(2)

Commented by 宮本幸雄 at 2011-11-02 07:42 x
御祝で思い出しましたのは、今年秋に早池峰嶽流石鳩岡神楽を訪問した折、神楽の祝歌と集落の祝歌を聴かせて頂いたことです。芸能とは違う地域の風習に触れることができて、感動したことを覚えております。
Commented by 事務局MA at 2011-11-02 21:24 x
宮本幸雄さま、コメントありがとうございます。
私も「アート@つちざわ」の催事で石鳩岡神楽のかたたちが「これは地元の御祝」「これは神楽御祝い」と2つ歌って下さる場に居合わせたことがあります。
「とりら」3号で吉田さんは、お祝いの場で歌われる御祝いを「五五七五の四句からなり、荘重な感じ」、「山伏神楽の御祝いは五七五七七の五句で構成されています」と書いておられます。地元の方以外はなかなか聞く機会のない御祝い、貴重な体験をなさいましたね。

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