適正規模

 紫波郡のH集落では、「虫追いまつり」と「コレラまつり」を隔年で交互に開催しています。今年、コレラまつりの場にうかがったところ「子どもが減って、継続がたいへん」という話をうかがいました。見たところ、参加人数は子ども20名弱、大人10名強といったところ。
f0147037_22191853.jpg

 同じような行事でいうと、岩手郡のM地区でおこなわれている「やくびょうまつり」は、参加総人数100名以上。けっこうな行列です。ところが、そのすぐ近くのK集落では15名程度の少人数でおこなわれています。M地区の場合は、昭和の合併以前の村に相当するエリア全体をあげておこなっているなのですが、K地区は小字(こあざ)に相当するエリアの方々がおこなっています。

 本来的にこれらの行事がどういう単位でおこなわれてきたのか・・・という点についてはいろいろあると思います。それはそれとして、現状ではいろんな地域単位やいろんな人数での開催スタイルが有りうる、ということが言えるわけです。

 継続するか否かは様々な判断があるんでしょう。けれども、あんまり「こうあるべき」といったものにとらわれず、そこに暮らす人々がやりやすいスタイルでコミュニケーションをはかっていけるといいなあ、と。特にこういう神送り系行事は誰もが参加しやすくて、いいんだと思うんですよね。

 by げんぞう

[PR]

by torira | 2011-10-06 22:19 | 年中行事 | Comments(3)

Commented by もり at 2011-10-06 22:58 x
H地区のまつりは、昔テレビにも出たことあったのですが。
確かに発想の転換が必要かもしれません。
Commented by げんぞう at 2011-10-07 00:14 x
人数が減ってくると「続けられるのかなあ」というのは誰しも心配になるかとは思うんです。
でもまあ、こういう行事は少人数でもできるので、あまり気にせずやれるといいんだろうなあ、と。

民俗芸能の場合は人数が決まっている場合があるので難しいんですが。
Commented by 阿部武司 at 2011-10-07 09:45 x
年中行事は、それなりに現実的な意味合いを持って続けられてきたのでしょうが、虫送りや疫病祓いなど現代では非現実的になっていることは確かですね。医療発展や科学的思考の定着した現代、むしろ年中行事や民俗芸能は、その本質的な狙いからずれて地域コミュニティー作りを担っている言えますね。ある意味大変意義深くなったと言えますね。日本の基層文化が未来に生き続ける姿が鮮明化したとも言えますね。理屈こねましたが、字が小さくて読むのが困難だったのでコメントしたしだいです。現三節を楽しみにしています。

<< 見る側⇔見られる側 まぎらわしい幟旗 >>