横浜から大船渡へ

横浜能楽堂で行われたチャリティ公演の収益を岩手の民俗芸能の支援に、ということで副館長の中村さんとスタッフの熊谷さんが山田の次に訪れたのは大船渡市です。
鹿踊りの鹿頭制作を見学。桐の板を継ぎ合わせて削り、鼻の部分にさしこみます。
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顔は左右不対称に作る事がポイントとして伝えられてきました。津波をまぬがれ運良く残った1頭をよく見れば納得。ちょっと小首を傾げたように見えますね。
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鹿頭の制作を間近に見るなんて、こんな事でもなければまずあり得ないでしょう。

被災された笹崎、永浜の鹿踊り2団体に取材をして、中赤崎の漁村センターへ。
3月11日、震災の時にここへ避難した住民は300名。まわりを水に囲まれ、センターは島のようになりました。7月の末まで避難所になり、当初は本当に大変だった、と中赤崎獅子舞保存会会長の田中さんが語ってくださいます。我が家が目の前で津波に呑まれるのを見る無念さ‥。なんとも言えません。

センターの二階には、拾い上げられたたくさんの写真が展示されていました。赤崎の五年祭の記念写真もあります。本来なら来年が赤崎の五年祭の年。来年どうなるか、どうするか、誰もが迷っています。
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その前にお正月が来ます。近くの「木ばくり工房」で獅子頭の修復が進んでいることは、地元紙に記事となって出ていますのでご一読ください。

木ばくり工房をたずね、修復のいきさつ・説明を聞きながらカメラをかまえる横浜能楽堂のお二人。「地元の芸能を地元の技術者が支えるって民俗芸能本来の形ですよね。いいですね」と副館長は感激ひとしおのご様子でした。
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いつか復活するお祭りの日には、横浜からも見に来て下さるといいなと思います。その時には単なる観光ではなく、「これがあの時の」とより親しみを感じて頂けるに違いありません。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-09-21 21:50 | 東日本大震災 | Comments(2)

Commented by 鹿馬鹿 at 2011-09-22 10:56 x
左右不対象とは知らなかったです。なしてなんだべ。うちの会長にもポイントがあるか聞いてみよう。
Commented by 事務局MA at 2011-09-23 00:04 x
鹿馬鹿さん、聞いても「師匠からそう言われた」とだけ。逆柱のようなものかしらん??ぜひ会長さんに伺ってみてください。

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