大浦の芸能

盛岡さんさ踊りの二日目に、山田町船越半島の大浦地区で伝承されてきた大浦さんさがご出演でした。
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以前に大浦の方からご紹介を頂いていたので楽しみにしていました。この地区にはさんさの他に虎舞や大神楽がありますが、いずれも町外で公演することはほとんどなかったそうです。

 大浦は大浦と小谷鳥(こやどり)の2集落からなり、ワカメ・昆布・ウニ・カキ・アワビなど豊かな海の幸を生業の中心におく漁村です。小谷鳥は地区全体が被害を受けて漁業再開のめどが立っていません。大浦でも堤防近くの家々が被災し、港も壊れましたが、現在別の場所を選んで船を着ける場の工事が進んでいると伺いました。
 大浦の芸能は保存会形式を作らず、「ヤド」と呼ばれる家が中心になって行われて来ました。今回、虎舞と大神楽のヤドでは深刻な被害がありました。
 こういった場合では、単に衣装道具の整備などを提案する前に、その土地の状況と住民の方々の気持ちを理解する姿勢がまず求められるのでしょう。
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 今回の盛岡さんさ踊りへの参加は、代表の方が自ら盛岡市に電話をして申し入れたと、今日付の岩手日報に経緯が紹介されていました。その決断と勇気に敬意を表します。

 by.事務局MA
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by torira | 2011-08-03 23:22 | 東日本大震災 | Comments(0)

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