飽きない

 小正月の田植踊り、お盆の剣舞・鹿踊り、冬場の神楽…。年に1回の芸能を楽しみにするというのが昔ながらの暮らしでした。

 という言い方をすることが私自身もたびたびあります。でも、いわゆる「式年大祭」だと、3年に1回とか7年に1回とか、長ければ何十年に1回というものもあります。一生に一回ということもあるでしょう。「年に1回」と「一生に一回」だと、見る側の気分もだいぶ違うでしょう。年に一回だと、同じ演目を同じ人が毎年見るということも、よくあることでしょう。「それで飽きないのかなあ?」と疑問に思ったりもします。
 それから、若いもんが一斉に入門して数年間演じて、またやめる…というのを数十年に1回くりかえしているような場合もあります。これは「断絶と再生」というきれいな言葉で言うよりは、もうちょっと「はやりすたり」な感じもする。この場合は、飽きるヒマがなさそうだなあとも思います。むしろ、「飽きたらやめる、忘れたころにまたやる」ということなんでしょうか。いや、戦争とかいろいろな社会的背景も大いにあるわけで、「はやりすたり」というのとは違うかもしれない・・・。
 
 などなど考えるんですが、結局は、たぶんそれほど皆さん飽きないんでしょう。そして、「飽きる」といったような消費社会っぽい考え方とは違う尺度で、大事に守ってきている面も大いにあるでしょう。
f0147037_2154469.jpg

 図書館に紙芝居があるんですよ。最近、よく借ります。すると、返却までの2週間にかなりの回数をRaekwonさんに読み聞かせることになります。初回は反応わるいんですね。それが回数かさねるごとに、食いつきが良くなる。飽きるだろうと思って文言を変えると
「ちがーうっ。もうっ」
と、バシバシはたいてきます。余計な配慮して痛い目にあってます。

 by げんぞう

[PR]

by torira | 2011-06-12 21:54 | 芸能 | Comments(0)

<< 6月19日(日)第35回おでっ... 現況報告7 山田町の芸能 >>