現況報告5 永浜鹿踊り

笹崎鹿踊に続いて、永浜鹿踊保存会の会長さんをお訪ねしました。
大船渡市赤崎永浜は、大船渡湾東側の地区で約110戸の家があり、永浜鹿踊りには約20名のメンバーがいましたが、前々会長とOB一名、踊り手も指導役の二名が命を落とされました。今回の震災では約8割が家を流され、練習場所だった公民館もなくなったので、震災後はまだ集まりを持てていない状態です。赤崎の五年祭が行われるときには、永浜鹿踊りも船に乗って海上渡御をしてきました。でも今はその船 がない。

笹崎、永浜、小通(こがよう)の三つの鹿踊りはお互いによく似ており、装束もだいたい同じ。以前、鹿角の加工を笹崎の会長さんにお願いしたことがあるが、今となっては条件にかなう角が8セット集まるのはいつになるかわからないし、作り物の角でもいいじゃないかと思う。
太鼓が1つあるから、お盆には衣装はなくても太鼓だけ持って仏さんの家を回ろうと思ってるが、と会長さんは心の内を語ってくださいました。
盆供養に関しては、笹崎鹿踊りでは行われていないが永浜鹿踊りでは初盆の家に行くとのこと。画像は小通鹿踊りの頭です。
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話し合いが持てないと何も決まらない。今、仮設住宅が建設中で、そこには同じ地区の人たちがまとまって入居するし集会所も作られる予定なので、そうなれば今年のお盆について話し合えるだろうという事です。

この間いくつかの団体関係者にお聞きしていると「震災以来、集まって話す機会を持てていない」というところが多いのです。復興支援のため等の公演の依頼もだんだん出て来ていますが、出演がなかなか決まらないのはこういう事情があるからです。

その後、猪川小学校で行われた「やっぺし祭り」に行ってみました。県外のボランティアと地元の方々が用意されたバラエティ豊かなメニューにびっくり。雨のために体育館になった会場はすごい賑やかさでした。
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私たちが見たのは前田鹿踊りです。後になって小通鹿踊りの関係者の方から「大人メンバーが踊る前田鹿踊りは久しぶりで貴重な機会だった」と教えて頂きました。
今回、鹿踊りの角に関してこの小通鹿踊関係者の方から画像始めいろいろとご協力を頂きました。あらためて感謝申し上げます。

白く長いヤナギをしならせながら海を行く鹿踊りを見てみたいと思います。

 by.事務局MA
鹿の角を提供してくださる方にお礼をしたいので、「とりら 岩手三陸民俗芸能の応援募金」にご協力をおねがいします。

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by torira | 2011-05-31 22:14 | 東日本大震災 | Comments(2)

Commented by 櫻山の権禰宜ちゃん at 2011-06-01 18:32 x
うううう…
釜石虎舞もだめでした。
尾崎の宮司さん…とほほ
今は津軽石の虎舞に交渉中です。
でも無理かな…子供の部活がネックみたいです。

飯坂さんにどっか紹介してほしいのですが…
Commented by 事務局MA at 2011-06-01 22:24 x
権禰宜ちゃん、飯坂さんも虎舞さんのお友達いないみたいですよ。あわてて何やらあちこちに書き込みしてたっけ。お返事来るといいですな〜。

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