ヨコ移動

 藤沢町の徳田田植踊は、門打ちの芸能としておこなわれていました。それは昔の話で、近年、復活する際に舞台用に構成しのだといいます。
 先日、舞台で上演されたものを見る機会がありました。なんとなく「ここが追加された部分かな?」と感じられるところがあります。まずは、鋲止め太鼓を補助的なお囃子に使っている点。そして、舞台中央に設けた祭壇に、「コノヤノアルジ」という役が供え物をし、踊り手一同が礼拝する場面・・・など。それぞれ、上手に盛り込まれています。
 それ以外の箇所は、岩手県南・宮城県北に共通するおなじみの田植え踊りです。「ヤンドーヤーハイ・・・」の掛け声を交えた唄にあわせて、エブリを持った弥十郎たちが舞台上を左右に行きかいながら、祝言を述べる・・・というものです。
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 全体として、舞台上いっぱいに、踊り手たちが左右に大きく移動するように感じます。これは「ヨコ長の舞台にあわせて演じられるようになったから」かと思いがちです。しかし同じタイプの田植踊りが、大東町大原の水掛けまつりで門つけする際にも、それなりにヨコ移動しています。やはり間口の狭い町屋対応というよりは、ある程度のヨコ幅がある農家の庭先でおこなうことを中心に発展してきた芸能なのでしょうか。

 by げんぞう

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by torira | 2011-02-17 20:47 | 芸能 | Comments(0)

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