もこもこ

 岩泉で最初に「なもみ」に出会ったのは、神社から一行が出てくる場面でした。「ああ、写真でみたとおりだなあ」。これが第一印象です。
 しかし、しばらく一緒について回ってみると、なんだか様相が変わってきました。
 まず、クルマ移動の関係で、少し「なもみ」の一群と離れることがありました。すると、

「を゛ー」

という声が遠方から聞こえることになります。山合の街なので、極寒の空気によく響き、明らかに異常事態がおきているという感じがします。
 さらに、家々に侵入する際に若い衆が、窓や戸をガタガタ鳴らします。陸中沿岸の神楽の名作「斐の川」でも同様の演出をしてお客さんがパニックになることがよくありますが、まあ、あれと一緒です。
 そして、以前にも紹介しましたが、子供を泣かせることにかなり熱心で、しつこく恫喝する。

 これらの仕掛けと同時に、やはり見た目の異様さが、じわじわと効いてきます。そのポイントは「顔」にあるのかなあと思っていたのですが、自分は屋外の暗いところで見てたので、実は顔つきが判然としませんでした。むしろ暗いところで遠目に映えるのは、「全身のモコモコ具合・ケバケバ具合」です。昔は家の中も暗かったでしょうから、たまらんものがあったのではないでしょうか。
f0147037_2119426.jpg

 というわけで、顔がよくわからんのです。

 by げんぞう

[PR]

by torira | 2011-01-21 21:26 | 年中行事 | Comments(4)

Commented by ぜんまい at 2011-01-22 06:09 x
なもみの履物は、ゴム長の上から編んだものなのでしょうか。
それにしても、荒々しく土足で上がるのかと思いきや、ちゃんと靴はそろえるんですね。
Commented by げんぞう at 2011-01-22 22:13 x
お面は足元が見えないらしく、履くのに苦労してました。
Commented by 重箱のすまこMA at 2011-01-25 18:37 x
ラジオを聞いていたら、駅弁マンガの原作者という方が、先日我が岩手県の三陸鉄道に乗ってきた、とおっしゃっていました。
「こたつ列車というのに乗ってると『モナミ』っていうナマハゲみたいなのが出て来るんです」。
モナミ‥それはエルキュール・ポアロですね?
「ナマハゲみたいなの」にmon ami(恋人よ)と親愛の情を示されてもあまり嬉しくないかも〜。
宮古の「いちご弁当」食べてみたいです!
Commented by 千田 麗 at 2011-01-26 16:34 x
巨大な包丁が怖い、これはぜひ全国の保育園に現れてもらって、「きかねぇわらしコ」たちを追い掛け回してほしいものです。「お片づけはしたかー」「先生の言うことちゃんときくかー」ってね

<< 石鳩岡神楽舞初め 1月20日は二十日夜祭 >>