古ければ偉いか?

民俗芸能は、どうも古ければ古いほどエライ!という価値観が皆にあります。そんな価値観の働きにより、歴史的にかなり無理のあるやたらと古い由来が語られている場合がありますね。自分にもそういう感覚がないとは言えませんが、時には危険なことだと思います。

盛岡市の中心部にある桜山神社の参道は、小さな店がたくさん集まっています。近頃は若い世代がオーナーとなってユニークな店が増え、魅力的なエリアとして内外から注目が集まるようになりました。しかし、必ずしも行政がそのことをわかっているというわけには行かないようです。
数年前、盛岡市がこの地域を盛岡城跡公園用の駐車場にする、と言い出して物議をかもしました。市民の間に反発の動きがあり、それがいったん鎮まったかと思ったら、とつぜん先日「盛岡城の土塁跡、堀跡を再現する。勘定所も復元して盛岡城跡公園の管理をかねた観光案内所を作る。対象区域内の店にはどいてもらいます」という計画が公になりました。

「このエリアは戦後の闇市のカッコ悪い遺産だからすっきりさせたい!藩政期の歴史的エリアにした方が見た目いいし、意味あるでしょう?」というのがお役所の価値観のようです。

なんでそんなに江戸時代の歴史ばかりがありがたいわけ?
死にかけの盛岡の商業エリアで今いきいきしてるこの場所の価値に気づいてないでしょ?

最近、友人がこの桜山かいわいの一角に店を開きました。がんばって続けて欲しいと思っています。だから「立ち退け」なんて言わないでください。

 by.事務局MA
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by torira | 2010-10-05 10:05 | お役立ち情報 | Comments(2)

Commented by ぜんまい at 2010-10-06 19:17 x
いろいろな考え方はありますが。戦後の混乱期の名残も、それはそれで盛岡の歴史だとはおもいます。
観光案内所・・おんなじような施設がうまくいかなかった例も見たことがありますね・・。
個人的には旧町名は復活してもらいたいです。
Commented by 事務局MA at 2010-10-11 20:57 x
ご意見ありがとうございます。
そうですね、昭和の歴史も大事な歴史のはずです。
どう考えたらいいかと検索しているうちにこんなサイトに当たりました。
以前の記事ですが、参考になりました。
http://blue.ap.teacup.com/wakkyken/530.html

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