お客さんと問答

 北上市横川目の「横川目三区田植踊り」は、毎年小正月に地域の公民館で披露の会を持っています。13ある演目を一つ一つ演じていきますが、演目の合間に「ほめことば」のやりとりがありました。
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 観客の一人が長い「ほめことば」を口上のように語り、田植踊の代表格の一人が返事をするというものです。そもそも昔はこの田植踊り、家々のニワで演じられたとのこと。ここでいうニワというのは土間のことです。踊り手が20人以上になるのですが、昔のニワは広かったので何とかなるそうで。となると、この「ほめことば」のやりとりも、その家の主人と田植踊りメンバーの間で交わされていたのかと想像されます。ということは、このへんでは各家それぞれに「ほめことば」を覚えてなければならないのか?と、不思議に思いました。
 が、少なくとも今の田植踊りメンバーの長老格の人が言うには、そうではなかったようです。個人宅の屋内でやるとはいえ、周りからたくさんの人が見に来るわけです。その中に「ほめことば」が上手な人がいるものだとのこと。つまり、観客の中に居る「ほめことば」の名人が担当する・・・のだそうです。
「今はそうもいかないので、田植踊りのメンバーの一人が観客席のほうにあらかじめいるようにして、こうやってやりとりしてるんです」
と、工夫のあとを語っていました。

 by げんぞう

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by torira | 2010-01-13 22:01 | 芸能 | Comments(0)

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