屋上が楼上

 小学校高学年から高校生のころまで、近所に畑を借りていました。その地主さんという方の一族が篤農家で知られていまして、くずまきワインの創業者も研修に来たことがあるそうです。で、だいぶ前にその地主さんのお葬式にいったんですが、そのお寺が我が実家から最寄りのお寺です。
 そんでもって、まあ畑だのお葬式だのは関係なくて、要は先日の大晦日にそのお寺へ除夜の鐘を見にいったんですね。そもそも自分は除夜の鐘というものに全く縁がない口なんです。数年前に、実家から数キロのところにある、もう少し有名なお寺へ見に行ったのが「初 除夜の鐘 見物」でした。まあ、1回みればいいかなあと思っていたんですが、このあいだの大晦日は例によって大量に御酒を頂戴いたしまして、たいそういい気分で。お開きになったのがちょうど23時すぎだったので、「有名どころのお寺は遠いけど、近場のお寺でもやってるかもしれないから、よっしゃ行こう」ということになりました。が、ご家族ご一同様はとてもそういったことに関心が薄い。
 そんなわけで、私ひとりで参詣いたしました。そもそも、そのお寺でやってるかどうか、それが心配。しかし、近づくにつれてしっかり音が聴こえてきます。よかったよかった。ところが、いざ境内に入ってみると、門のすぐそこがビル状の本堂なんですね。見回しても、鐘楼らしきものがない。困ったなあと思って、灯りがついている玄関をあけたら、「どうぞ」ど招き入れられました。本堂の中にはご本尊があって、拝むスペースがあって。数名の参詣者がいるものの、拝んではすぐ出ていきます。どうも別室へと移動していっているようです。
 困ったなあ。参詣者数名で年越しの長い法要などがはじまっちゃったりしたらどうしよう。いや、そういうのも嫌いじゃないけど、こっちはけっこう酔ってんだよなあ。感じ悪いよなあ。
 と心配しつつも、ご焼香を終え、やはり案内されるままに廊下に出て、階段を登って。2階まで登って、さらに上に行くように案内されました。いやはや参ったな。
 と思ったら、屋上に出ました。「まずご本尊にご一礼を」という指示に従って拝礼をし、後ろをふりかえると、鐘が。
 というわけで、初めて除夜の鐘をつきました。

 by げんぞう


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by torira | 2010-01-04 20:47 | お役立ち情報 | Comments(3)

Commented by 阿部 at 2010-01-05 08:24 x
ブルの屋上の鐘楼ですか、そこで除夜の鐘、都会的な雰囲気が漂っていますね。我が家の菩提寺は花巻の松庵寺、初めて参詣(盆に)したとき「日本の寺ではない」ではと思ったもんです。どこか東南アジアの風情です。仏教寺院というと奈良京都のイメージや近隣のごく普通の寺院です。そう言えば築地の本願寺なんか大谷石作りで暫くあの地域に住んでいましたが違和感なくなっていました。実家の菩提寺も狭い路地に民家に挟まれて3階建てでした。思い浮かべればきりがありませんね。と言うわけでした
Commented by のりさく at 2010-01-11 12:14 x
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。

厳かな雰囲気の中、元旦をむかえられたんですね。
私も友達に連れられて地元のお寺で除夜の鐘をつかせてもらったことがあります。何番目という札までいただいて。
神妙な気持ちになったことを覚えています。

Commented by げんぞう at 2010-01-11 23:00 x
自分は、靴を下駄箱に入れるときにもらったフダが53番でした。
108番で打ち切っちゃうところと、無制限にやるところと、いろいろあるようです。
まあ、そんなわけで煩悩ゼロにリセットです。



・・・嘘ですけど。
というわけで、今年もよろしくお願いします。

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