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でんがく。

 串にさして焼いた豆腐を、なんで田楽というんでしょう。
 それはね、伝統芸能の「田楽」の中に含まれる「高足」で演者が棒に乗ることがあるんです。それに似ているからなんですよ。

 …なんかこじつけっぽい説明だなあと思います。なんせ、じぶんの中での田楽のイメージというと、もっぱら毛越寺の延年なんです。まあ、毛越寺の延年は「高足」を含んでいないからなんですけど。
 しかし、想像される「高足」の緊張感は、確かに串ざし豆腐と通じるものがあるかもしれません。だって、喰っていくほどに豆腐が落ちそうになるじゃないですか。だいたい、ちかごろは田楽の串に割り箸を使っていることも多いですよね。それだったら最初から割って、「一足」じゃなくて「二足」にしてくれればもうちょい豆腐も安定するだろうと思ったりもするんです。
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 by げんぞう
 

※芸能の「田楽」「高足」についてはネット上では諸説入り乱れていますので、あまりwebを検索して調べることをおすすめいたしません。

※一関市には、小正月飾りに用いた棒を田楽の串に使うというものもあります。田楽の串の意味は、なかなか見過ごしがたいものがあります。

by torira | 2009-09-17 23:17 | たべもの | Comments(0)

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