岩手県沿岸中北部の「七つ物」

 藩政後期に神楽をもとにつくられた・・・岩泉周辺の七つ物には、はっきりとこういう伝承がある団体もあります。この場合、もとにしている神楽の演目は「シットギ舞込み」であるといわれています。見た感じは、それよりも神楽の「御堂入」に似ているようにも感じます。「御堂入」は遷宮の際に、「シットギ舞込み」はヤドに入る前におこなわれるものだそうです。
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 岩泉のみならず岩手県沿岸中北部には、こういった七つ物のような演目を神楽がもっているケースが他にもあります。久慈の神楽では、お通りの際などに演じる同様の演目を「やちはらい」と呼んでいます。
 というわけで、まず岩手県沿岸中北部をざっと見て「七つ物は神楽から派生したもの」と考えたのでした。

 それじゃあ、そのほかの地域はどうでしょう。(つづく)

 by げんぞう

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by torira | 2009-06-18 21:46 | 芸能 | Comments(2)

Commented by 笛吹き改め at 2009-06-18 23:42 x
ご無沙汰しております。
しばらく自分のところを閉鎖しておりましたが、夏に向けて復活いたしました。
以前に宮古のお祭りで黒森神楽さんとご一緒になる機会があり音を聞いている限り
素人思考のことと、周知の事実かもしれませんが七つ物の音は確かに入っていると感じました。
ただし黒森さんのほうが複雑に笛の音階も複雑に入り組んでおりましたけども。
なので神楽からの派生と私も思いました。
流石に県南近くになりますと七つ物の形跡は私の知る範囲ではお目にかかっておりませんです。
Commented by げんぞう at 2009-06-19 20:01 x
陸中沿岸の神楽と七つ物、お囃子がなんといっても似てますよね。
と思っていたら、その地域の剣舞も、鹿踊も、けっこうお囃子が似ていて・・・

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