音の途切れる合間に

 うちの神楽では、あまり舞・囃子の心構えを事細かに言われることはありません。しかしながら、なかでも笛の師匠は多くを語らずとも厳しく迫ってくるものがあります。
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 この間に特に問いかけられていることのひとつが、“笛を吹くこととは”。

 まず、息とは何か。
 本来、音をだすためのものではない。
 呼吸をし、命をつなぐためのもの。
 その息を分けて音にするのが笛ではないか。
 すなわち笛吹きは生命を賭したものであり、覚悟して臨む事。

 神楽の笛吹きとしては遅咲きながら70半ばでも現役で笛を吹く師匠の姿から、多くの問いが発せられませす。

 by げんぞう

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by torira | 2009-04-25 11:41 | お役立ち情報 | Comments(2)

Commented by kawa-usso at 2009-04-25 21:01
息がある=生きている、と使われますね。
息の意味を再認識しました。
郷土芸能が、言葉と深く深く、根っこのところでつながっていることも。

何かを追い求めることは、イコール問う、問い続ける事ですね。
生きる苦しみに疑問を抱いた仏陀は、生きる事そのものに内包されている答えを見つけました(と僕は解釈している)けど、さて神楽における問いかけやいかに。

興味深く見つめて行きたいと思います。

Commented by げんぞう at 2009-04-27 21:42 x
緊張感を持って見られるか、ただユルく感じてしまうか。
大ベテランの芸は、見る側の感じ方ひとつで印象が相当に違ってしまいますが、それもまた楽しみなのかもしれません。kawa-usso さま、コメントありがとうございました。

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