数珠と芸能

 数珠を使う芸能というのは、多いようでそれほど目にすることがありません。供養色の強い念仏剣舞やシシ踊ではむしろあまり使わず、山伏神楽で見られます。「鐘巻」の客僧が用いる場面がありますが、権現舞の下舞で用いることはあまり知られていないかもしれません(知名度の高い早池峰系の神楽の下舞では用いないこともあって・・・)。
 大乗神楽の中には権現舞の下舞で数珠を用いる団体があることが知られるになってきていることかと思いますが、盛岡周辺の一部の神楽や中山峠以北の神楽、下北の能舞などでは「数珠を用いる下舞」はむしろ主流派とも言えるでしょう。特に中山峠以北の神楽の下舞は数珠・刀・タスキ・印など下舞がとても長く、権現舞そのものも用いる小道具や所作が多く、長時間にわたるものがあります。
 そこで掛けられる唄は中山峠以南の神楽の権現舞でも用いられるものと共通する場合が多いのですが、対応する小道具・所作との関係で「ああ、こういう意味があってこの唄なんだ」といことがよくわかります。
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 by げんぞう
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by torira | 2009-01-24 20:40 | 芸能 | Comments(0)

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