豊作を願うきんこならし

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一関市厳美町のお宅の前に立られた「きんこならし」。
去年はこの一帯は岩手・宮城内陸地震の被害をこうむり、このおうちでも大変な一年だったそうです。
主体となるのは栗の木。その枝にぶら下がる20センチあまりの木の棒は「あわぼ(粟穂)」で材料はヌルデの木、てっぺんの方で花が咲いたように見えるものはコメゴメ(ムラサキシキブ)の木を削った「ひえぼ(稗穂)」です。
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ひえぼの拡大画像は、上のお宅からほど近い公民館の一隅に立てられたものを撮りました。今は水田が広がるこの地方で稗や粟が主な作物だったのはいつ頃なのでしょうか。

ふた昔前の小正月を調査した資料を見ると、実にさまざまな行事があったことがわかります。長い冬を日ごとに色々な行事をして気持ちを引き立てながら豊かに過ごしてきたのでしょう。
あわぼの材料であるコメゴメの木のかけらを頂きました。きめの細かい美しい木肌で手によくなじみます。なでると気持ちが満足するので、もっかのお守りにしています。

 by.事務局MA
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by torira | 2009-01-20 22:32 | 年中行事 | Comments(0)

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