田植踊りを見る

北上市和賀町横川目中通地区の「田植踊り」を見てきました。
かつては「中通正月田植踊り」などとも言っていたようですが、団体名称はどうもはっきりとしない。考えてみれば、どの団体だって地元ではただ「神楽」とか「田植踊り」とか呼ばれてきたわけです。何度も復活と中断を繰り返し、今こうして、小正月あたりにほとんど全戸参加のようにして踊り続けて9年目になるそうです。

このあたりは、座敷に上がらずニワ(土間)で踊る庭田植と分類される田植踊りがさかんです。直会のごあいさつでは、
「子どもの頃は小正月には早起きをして、雪の上にワラや豆ガラを植えたり、ワラで作ったカボチャなどのツクリモノを飾ったりしました。田植踊りがやってくると、ふだんは暗いニワがぱあっと華やかに明るくなるのを感じたものです」という良いお話が聞けました。

輪になった踊りの中心で、えぶりを床に打ちつけまた振りながら、次の踊りの先ふれを唄う「仲立ち」お二人の歌がとてもいい。鳥甲は、八戸などの「えんぶり」の烏帽子に似てフリンジが付いています。全体に音楽がプリミティブな力に満ちていて土のにおいがする。庭田植踊りの魅力がよくわかりました。
しかし、頂いた唄の資料を見てもどの曲がどういう作業のことなのかがよくわかりませんでした。ことにどこが田植仕事かわからんというのが我ながら情けない。

直会には手づくりのごちそうが並び、食い意地の張ってる私はバスの時間が迫ってるのに急いでいろいろ味見させて頂きました。初めて岩手の「すし」(魚を麹とご飯で漬けたもの)を味わう幸運に預かりました。おいしかった!

 by.事務局MA
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by torira | 2009-01-11 23:59 | 年中行事 | Comments(0)

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